ごとー

リンカーン 殺人鬼ボーン・コレクターを追え!のごとーのレビュー・感想・評価

1.0
だいぶ長いシリーズですし、そもそも海外ミステリって時点で読んでいる人も少ないと思うので、
原作が大好きすぎてドラマが受け入れなかった人としてレビューしました。

1話の冒頭30秒で違和感を感じ、2話途中で断念しました……
怒りしかないです。

多少の改変はドラマとして成り立たせるために仕方ないことだと思います。
知らん分析官みたいなのが二人いたり、トムがいなかったり…
ライムにとって唯一無二の存在であるトムがいないのは本当に残念なのですが、それでもまだ耐えられました。

ですが2話前半、ライムのチームらしい捜査が見られると思ったら……
プロファイリング!?あのリンカーンライムが??
現場資料と対照資料をかき集めて、どんなに微細な証拠でも逃さない科学捜査の鬼である彼が!!!
そんなことするわけないじゃないですか。
彼が一番嫌いなことですよ!少なくともキャサリンダンスに会うまでは一番嫌いでした。
しかも、サックスを殺人現場に行かせて、なんの準備もさせず、証拠品を触らせる?
原作なら1発でクビにしてめちゃくちゃに罵ってますよ……
確かにグリッド捜索は絵面として地味ですよ。
防護服を着るからサックスの顔すら見えない。
でもそれこそがライムのチームのやり方だし、リンカーンライムシリーズの一番大事な部分なんですよ……

原作の根幹が大切にされてるなら多少の改変は目を瞑りますよ。
それがドラマ化映画化ですから。
ただ、変えちゃいけない部分はあると思うんです。

魂を抜かれて傀儡にされた彼らをこれ以上見るのはもう出来ないと思いました。
不幸中の幸いであるのはこのドラマが1シーズンで打ち切りになったことです。
ごとー

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