ホラー描写はちゃんと怖いし、ミステリーとしても面白い、ドラマ性もある。ここ数年のホラーコンテンツの中でも1,2を争うほど面白かった！
前シーズンほど人種要素は身を潜めているけど、ロス暴動下で黒人女性警官という肩身の狭い立場の主人公、対して役者志望だが黒人には自分に合わないギャングスター役しか降りてこないキーパーソン(『ジョーカー』を彷彿とさせるキャラクター)など、登場人物の人種にまつわる生きづらさがホラーに直結していく。
何より、前世代の「恐怖(負の遺産)」が世代を超えて受け継がれていくというアンソロジーとしての仕掛けも納得だった。でも純度100%のミステリーホラーとして、このシーズンだけ観ても全然楽しめます。もっと評価されて欲しい。最終話の監督は『X』シリーズのタイ・ウェスト。
