ことのは

アストリッドとラファエル 文書係の事件録 シーズン1のことのはのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アストリッドの生きづらさや日常生活の難しさに寄り添って理解しようとするラファエルの距離感や関係性が深まる過程が素晴らしかった。事件を解決するごとに知り合いから友人へとなり、最後に大切な人を失って1人の大人になったアストリッドへの抱擁は涙が出そうになった。事件の難解さや違和感に対する追求も面白かったのだけど、小説家の回は関係性と顔が認識しづらかったな。
バディの切ない片思いも母との邂逅もその後の2人の許し合う姿、友達にやさしい嘘ならついてもいいよっていうのも素敵で。
息子とアストリッドの対等さや真摯も胸に響いたな。

ストーリーの面白さに加えて、フランス語の美しさ、風景や建物の素晴らしさに感動した。出会えてよかった作品。
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