エイコ

メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実のエイコのレビュー・感想・評価

4.0
2021年のエミー賞で、ケイト・ウィンスレットの主演女優賞を含む3部門を受賞した作品。
1話60分程度で全7話のリミテッドシリーズ。
「ある田舎町での猟奇殺人事件のドラマ」なんてもう見飽きたくらいなのに、しっかり面白かった。

単純に殺人事件の謎解きだけではなく、事件を通じて見えてくるのがとても小さく閉鎖的な街での、色んな家族のかたちだからなのかも。
事件の担当刑事であるケイト・ウィンスレット演じるメアを中心に、様々な問題を抱えて衝突しあい、そして互いに思いやるいくつもの家族が描かれていた。
街の全体が捉えられそうなほど丁寧に事件を追っていて、それはそれで面白いのだけど中盤を過ぎたある時点で結構衝撃的なことが待っていた。そして事件の真実も想像だにしていなかったことでビックリ。

とある父親はほんとサイテーだと思ったけど。そんな彼にさえ、守るものがあるんだもんね。家族というか人間って本当に色んな顔がある。
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