geminidoors

メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実のgeminidoorsのレビュー・感想・評価

4.2
トムハ"taboo"に続き、年末に向けての慌しさの中でも鑑賞欲を充すべく、裂けて一日1時間内とばかりドラマチョイスで本作を。

これ又、終盤にかけて予期せぬ展開や意外性。
まことに海外ドラマってす、す、凄い面白いじゃないか!
というか、ハードル低しbutレベル高し。

今迄個人的にはタイタニック初めケイトの顔のつくりや容姿は好きにはなれなかったのだが、本作のノーメイク?ノーダイエット?ノー尽くしの無防備な姿やなりきり演技は、一言で圧巻!
×語連発でも、ドカドカ歩いてても、女優力にひれ伏さざるを得なく?好きになりましたね(笑)
"恐れ入りました"と頭が下がる思いでした。


劇中、一番記憶に残った言葉は終盤で
"(そろそろ)あなたはあなたをもう少しゆるしてあげてもいいんじゃない?"
みたいな台詞。そこにもってゆくまでの展開。
時間軸においては現在に起こる事件や対する行動の全ては、前記の台詞が交わされ次にどうするか(どうしたのか)に向けての謂わば材であろう。

このドラマこそ初めから全て丁寧に観ないと、ラストの封印してきた悲しみとの対峙心理は、傍観者として表層しか捉えられないだろう。

前述の台詞内の"ゆるす"とは勿論、漢字に置き換えたらば"許す"ではなく"赦す"であろうか…
geminidoors

geminidoors