【第73回エミー賞 リミテッド・シリーズ部門主演女優賞他全3部門受賞】
ケイト・ウィンスレットがほぼノーメイクで地方の刑事になりきって演じた作品。とにかく2021年のドラマ最高傑作との呼び声が高い。
練り上げられた見事な脚本に加え、そこに生きているとしか思えないキャスト陣が素晴らしい。
ケイト・ウィンスレット演じるメアは取り付く島もないような、どこか人を拒絶したような雰囲気の女性だが、彼女の過去を知っていくにつれて、そして最終話に近づくにつれて彼女の隠してきた悲しみが少しずつ表れる。それを表現するケイト・ウィンスレットが本当に素晴らしい。
個人的には娘との関係をもう少し掘り下げてほしかったとは思うものの、サスペンスとしても、ヒューマンドラマとしてもよくできた作品だった。
