Jessica

ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士ですのJessicaのレビュー・感想・評価

5.0
話数的にもちょうどよくて、サクッと見終われた。
ラブコメ系に飽きてきてしまっていたのでこういう人生ドラマを見れて号泣できてスッキリした。
実際に起きたビルの崩壊事件のお話とか(あんなことがあったなんて本当に衝撃…)、海外への養子大国ってこととか、賭博事件とか、本当にある社会的な要素をうまくドラマに盛り込んでいてうまいなーと思った。昔授業で韓国が海外へ養子出してる人数が多いってことは聞いたことあったけどそれだけでなく市民権の問題で国外追放とか無国籍なんてこともあるんだってことは知らなかったので、まだまだ知らないことが多いことを実感したのと、とはいえこのドラマが2021年というのも衝撃なのでほんとに政府とかそのあたりしっかりしてほしい。
グルが愛されてるなってこともほんとによくわかったし、サングも愛されてきたんだよってことが描かれててほっこりしたしめっちゃ泣けた。
遺品整理が表向きの仕事としては言いづらいというか、子供に悪影響だ、みたいな表現がちょくちょくされていたけど、遺品整理も本当に威厳がある仕事だし、日本だとおくりびとが有名なように、亡くなった人を見送る仕事だって葬儀関係含めすべて威厳がある。遺品整理見ていて、いつ突然の別れがあるか分からないからこそ故人の生きた形跡からその人の人生を読み解くことができるこの仕事ってほんとにすごいなって思った。医者とチェリストのお話が個人的には一番好きだった。アパートの警備員のおじいちゃん夫婦のお話も。
日本も孤独死が多い国だからソーシャルワーカーの場面とか似たような部分もあるんじゃないかと思った。このドラマに出てきたみたいにみんな一生懸命生きてる、生きてきたことに変わりはないから安らかに眠ってほしいと心から思う。
あと、最近、ウヨンウ弁護士とかサイコだけど大丈夫とか、自閉症とかアスペルガーの人とかが題材になっているドラマが多い気がする。こういった人たちって記憶力がよかったり、何かしら特化した才能があったりするみたいだからどのドラマでもそれが生かされている。現実でもその人それぞれの個性を活かしたお仕事だったりに就ける人がもっと増えればいいな。
最後の終わり方が気になりすぎるのと、なんだかんだサングをずっと困らせている試合の主催者?のお姉さんが捕まっていないとことか見ると続編がありそう…。でももうサングを解放してあげてーって感じ…。
2があったら絶対また見たい!
Jessica

Jessica