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シークレット・インべージョンのkissenger800のレビュー・感想・評価

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オリヴィア・コールマンがいなけりゃずっとプスプス不完全燃焼な作品、という世間並み評価、つまり現実には彼女がいる世界線の物語なんだから「もしいなかったら」なんて想像は不要なんですよ。でも画面に彼女が不在の際に立ち上がる感覚はちょうどオオタニさんがベンチにも居ないLAエンゼルスを見させられる的な、おい金と時間返せ。っていう。

そもそもスクラルの設定が厨二じゃないですか。あんな大きな風呂敷をハンドリングするには集団ではなく孤高の天才脚本家ひとりが必要なんだけど、もちろんそんなに都合よく才能は湧くものではなく。
案の定そのしわ寄せは視聴者が好意的に埋め合わせることでギリ成立、ってフィクションとしてそう何度も使っていい手じゃないやつを性懲りもなく繰り返すのがMCU、うん、それな。

……ドクター・ゲロの人造人間セル編(原作1992年)設定が最後マンティスで着地するシーンは好きでしたが、え、おまえそれさあ。ってなったシーンは数えきれないので、せめて6話一挙公開であってほしかったよね。
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