『シー・ハルク』に続くMCU連続ドラマシリーズ第9弾。
今や懐かしき「インフィニティ・サーガ」の頃より、アベンジャーズ影の功労者として世界平和を守ってきたニック・フューリーが主人公。
「人知れず」「陰ながら」という言葉がよく似合う活躍を見せてきた彼が、異星からの”侵略者”スクラル人が計画する陰謀と戦いに巻き込まれていく。
✏️あいつが俺で俺があいつで
MCUドラマシリーズの中でも、個人的にはかなり「玄人向け」の作品かなと…
『ムーンナイト』と匹敵するレベルかもしれない。
マーベル・コミックの原作をよく読み込んでいるファンだったりMCUのこれまでの出来事や時系列・裏設定などを熟知しているファンなら間違いなく楽しめる内容だとは思う。
しかし自分のような、大まかにしかストーリーや人物相関を記憶していない人間からすると「これって結局何のための・誰のための物語だったん？」という感想にしかならなく…
「誰のための」といえばそりゃフューリーのための物語なのだけれど、その肝心の物語のスケールが大きいんだか小さいんだか。
今一歩、こちらのテンションがブチ上がるような、溜まりに溜まったこちらのフラストレーションが解放されるシーンや展開が訪れずモヤモヤとさせられる。
全話視聴後、ネタバレ解説サイトのお世話になったが、やはりというべきか本作の内容や伏線は今秋公開『ザ・マーベルズ』や『Captain America: Brave New World(原題)』に繋がるようで。
そちらを見ないと断言はできないことだけれど、本作が上に挙げた2作品、引いては今後のフェーズ5を120%楽しむための起爆剤としては力不足な気はする。
晴れてMCU参戦を果たしたオリヴィア・コールマンとエミリア・クラークを拝めたのは良かった。
オリヴィア・コールマンのあの鼻にかかったような声から発せられる若干早口気味の英語、好きなんですよね。
エミリア・クラークも『ゲーム・オブ・スローンズ』視聴者からするととてつもないファンサービス。
ショートヘアめちゃくちゃいい。36歳とは思えない。
☑️まとめ
前評判では「S.H.I.E.L.Dの誰かが絡んでくるのでは…？」とかそんな噂もちらほらあり、ファンからの期待は大きかったように思う本作。
本作の真の評価、そして”侵略者”の正体を知ることになるのはもう少し先かもしれない。
<作品スコア>
😂笑 い：★★★☆☆
😲驚 き：★★★★☆
🥲感 動：★★★☆☆
📖物 語：★★☆☆☆
🏃♂️テンポ：★★★☆☆
