きりま

シークレット・インべージョンのきりまのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ニックフューリー初の主役ドラマ。
これまでアベンジャーズの創始者、キャロルダンヴァース(キャプテンマーベル)の支援者としての描かれ方が主だったフューリー。今作では、過去(1995年)にスクラル人を地球に招き入れた張本人であるというポイントを主題に描かれていた。
招き入れただけではない。彼はスクラル人が地球で暮らせるような環境を提供することを約束していた。しかし、キャロルの活動支援と度重なる地球外からの侵略に応じている間に、その約束が徐々にないがしろに(しているつもりはないが)されていく。初めはフューリーを慕っていたスクラル人のグラヴィクだが、それを感じて一念発起。自分たちの力で地球を征服しようと考えるようになる。
それに気づいたフューリーは、地球外の活動から突如帰還。1話はそこから始まる。
地球の危機と、フューリーの衰えに気づいたエージェントヒル。フューリーが1番の信頼を置いていた(し、美しかった)が1話でスクラル人によるテロによって殺される。
スクラル人でありながら、フューリー側について暗躍してくれるタロスとその娘ガイアが鍵を握る物語。
フューリーの弱さと、それでも折れない芯の強さが描かれる。スーパーパワーはなくても、彼のカリスマ性はそれだけでもう超能力。誰が味方で誰が敵か、それを見抜きながら戦況を自分の方へと持っていく力。それがニックフューリー。
サミュエルLジャクソンもなかなかの年だけれど、この終わり方からすると、今後ももう少し出てくるだろう。
きりま

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