ナイト・ドクターのモヨのネタバレレビュー・内容・結末

これは深澤新の成長ストーリーだ。

冒頭蚊の鳴くような声でしか会話できなかった彼が、現場で治療の妨げになるヤジに怒鳴るまで。実妹が死にかけて尚、目を泳がせるしかできなかった彼の眼に信念の光が灯るまで。岸優太さんは丁寧に巧く演じていたと思う。

でも。医療ドラマとしては薄いというか。ワンクールで全員のバックグラウンドまで細かく描くのが難しいんだろう。人物像の浅さと、肝心の医療手技が全く見えない。これって日本のドラマでは普通なのかな？ でも致命的じゃない？ 患者やその家族ももっと濃く厚く描いたら、視聴者は喜ぶと思うなぁ。