やさしい生活

ナイト・ドクターのやさしい生活のネタバレレビュー・内容・結末

ナイト・ドクター(2021年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ライフワークバランスでは生活に重きを置いており病弱な妹の面倒もみなくてはいけないこともあり“仕事は給料がもらえたら適度にすればいい”という深澤新(岸優太)が、突然未経験の夜間救急専門医となってしまう。
それからチームメイトの朝倉美月(波瑠)や成瀬暁人(田中圭)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)に影響され四苦八苦しながら責任感を持ち始め精神的に成長する話である。
“精神的に”と書いたのは技術的には頭に全て入っておりあとは“自分が全責任を負う”という勇気が持てなかっただけなので覚醒したあとは問題なく施術していてそのシーンは圧倒された。

物語のメッセージ性が最後グッときた。「みんなが寝ている時間に責任を持って仕事してる方がいる。そうしてこの日本は成り立っている」

しかし、スコア満点にはできない。なぜなら“気弱”“臆病”な性格を表現しているのかもしれないが深澤新演じる岸の滑舌が最初の方だけだったが、いまいち悪くて聞き取れない。(キャラが自信を持つにつれて聞き取れるようになったから設定だと思うが)
病弱な妹に対して過剰に威圧的なシーンがあり共感できなかった。
チームメイトそれぞれ仲良くないのに、不自然にタメ口で話している。これらの理由で物語に集中できなかった。

しかし、最終回を迎えると成長した深澤先生のその後が気になる。