このレビューはネタバレを含みます
赤坂の路上で爆発事件が起き、それに乗じて食事中だった民誠党議員・真藤が誘拐され、心臓を抉られて殺害された。公式には捜査一課11係が捜査を担当することになるが、爆弾の使用と要人の惨殺ということで公安五課も動くことになった。佐久間班長以下、公安刑事たちは、爆弾の線から左翼過激派「日本国民解放軍」をマーク。爆弾製造屋・郡司の行確を開始する。しかし公安に異動したばかりの元捜一刑事・鷹野は、殺害現場に残された象形文字とアメミトの絵に引っかかり…
「邪神の天秤」
木村文乃主演・殺人分析班シリーズの姉妹編。脇役専科の青木崇高が堂々と主役を張ってます。殺人分析班と同じく死体が修飾されています…今回はエジプト神話に基づいて、心臓を抉りだされて天秤に置かれてました。公安の出番なんか無かろうに、と思えるような猟奇的殺人に、いかに公安の鷹野を絡ませていくかが大変そうでした。
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真藤議員の秘書・森川が爆死した。鷹野らの調べで、森川が信仰宗教「世界新生教」の信者と判明した。真藤議員がカルト教団に破防法の適応を考えていた事実から、佐久間班長は殺害事件の黒幕が世界新生教と断定する。鷹野の相棒・氷室は、自分が運営するSである北条に接触する。北条は世界新生教に入信して5年の中堅信者で、内部の情報を氷室に提供するのだが…
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北条の情報を元に、世界新生教に家宅捜索をかけた氷室たち。しかし森川が使用した爆弾の発見に至らなかった。教団内でスパイの嫌疑をかけられた北条は、新たなテロの実行役に任命され地下に潜ってしまう。教団本部を監視し続ける氷室だったが…
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世界新生教の爆弾テロを未然に防ぎ、教祖以下メンバーを逮捕した公安五課。しかしその直後、明慶大医学部教授・笠原が真藤議員同様の猟奇的手口で惨殺された。笠原には真藤との接点はなく、世界新生教とも関係はない。鷹野たちは捜査一課の資料から小田切という塾講師を拾い上げ、公安流の違法捜査で彼がホンボシである証拠を掴んだ。鷹野は小田切を逮捕・取調べを始めるが、突然取調べを佐久間に止められてしまう…
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取調べ中に小田切が痙攣発作を起こしてしまった。入院した小田切の交遊関係を調べた公安五課は、極左組織「民族共闘戦線」が彼に接触していた事実を掴む。民共は、明慶大に細胞を作ろうとしているのを笠原教授に妨害された恨みがあったのだ。佐久間の命令を受け、民共メンバー・赤崎をSにするため行動を開始する鷹野だったが…
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とりあえず前半5話まで。公安が長年追いかけている闇社会の暗殺者「SGY 葬儀屋」が登場して、これからの展開が楽しみですな^_^
