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ボクの殺意が恋をしたのmaroのレビュー・感想・評価

ボクの殺意が恋をした(2021年製作のドラマ)
2.5
2021年夏ドラマで面白かった順位:2/2
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

要素がミックスされすぎて、ちょっとついていけなかった。。。
殺すべきターゲットをいつも結果的に救ってしまい、しかもボディガードまで依頼されるというコメディのままでいて欲しかった(笑)

結局、最初からそうなんだけど、葵(新木優子)を助けしまうのは柊(中川大志)の意志なので、そもそも大して復讐する気なかったんじゃないかって。
それなのに復讐にフォーカスするから、ガチなのか冗談なのかわからなくて。。。

しかも、真犯人は別にいて?
死んだ人は死んでなくて?
っていう、後からどんどん要素が足されていくから、ちょっとお腹いっぱい。
しかも、葵は柊の初恋の相手って、小学校のときの気持ちをいつまで引きずってるんだっていう違和感。

サスペンス路線に持っていきながら、コメディ要素もありーの、ラブストーリーも入れーので、途中からよくわからなくなっちゃった。
最終回とかもう無理矢理風呂敷を畳んだ感(笑)

あと、キャラクターも謎めいていたのが、この物語に入り込めなかった一因ではあるかな。。。
まずは、デスプリンス(鈴木伸之)の意味不明さ(笑)
『ルパンの娘』の円城寺さんを彷彿とさせるキャラだけど、葵を狙っていたのが、いつの間にやら恋心に変わっていたのが謎。

途中から出てきた莉奈(松本穂香)も、キャラ自体は不思議ちゃんだけど、物語上必要だったかなっていう。
もはや中川大志といっしょにいるのを見ると、「auのCMでは?」って思うほど(笑)

他にも、『キングスマン』や『ベスト・キッド』などの洋画の要素もあったけど、"形だけ"だったからあまり見映えせず。。。

第9話で、柊と葵はいっしょにいると、お互いに「殺そうとしたこと」と「殺されそうになったこと」を思い出すから離れ離れになる選択をしたはずなのに、、、結局くっついたな。。。
そんな割り切れるものだろうか。

総じて、いろんなものを入れ込みすぎてよくわからなくなってしまったというのが
正直なところでした。。。
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