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彼女はキレイだったの映画初心者のレビュー・感想・評価

彼女はキレイだった(2021年製作のドラマ)
3.6
韓国原作らしい王道ラブストーリー。
今季ドラマの中で一番の胸キュンドラマだったと思う。というか今季胸キュン少な過ぎない?


(中島健人って今までどんな作品に出てたかな?あ、確か医者役やってたな…?と思ったけど全然イメージが繋がらなくて、調べたら山﨑賢人でした。笑
ファンの方すみません。)

ということで、中島健人のお芝居を観るのは多分初です。
人となりはSexy Zoneでバラエティに出てるのを見たくらい。

今回中島健人の良かった点は、求められる役を求められる通りにやっていた事。
前半と後半のギャップ、カッコ良さ、申し分なかったと思う。

しかし、一つ一つの求められる事は出来ているのに、全体で観ると人間性が分からない。

これはバラエティでも気になった部分。
理想の王子様だが、それが素なのか演技なのか、どう思ってやっているのか分からない。

((この人天然なのか、サイコパスなのか、どっちだろう…?))
と思いながらバラエティを見ていた記憶があります。笑
一応今のところ天然だと思っています。


恐らくあの役は前半の要素をどこかに残したまま後半をやる必要があった。
180度違いすぎて、別人のように見えてしまった。

また、コミュニケーションのスピードが早いのも気になる。
最終話は良い掛け合いが沢山出てきたが、その内の何度かは中島健人の返しが早かった。

結婚詐欺師みたいな役だったら合ってるんだけど…というスピード感。笑

まあ一周回って天然なのかなと思えたから良いのですが、それならばもう少し(脚本を変えてでも)天然エピソード入れた方がしっくり来たと思う。
プロポーズの話は良かった。


小柴風花はキャラクターが良くも悪くも作用していて何とも評価しづらい。役柄上仕方ないとも思う。
根は大人なのかなと感じたので、次回はもう少し落ち着いた役で観てみたい。

佐久間由衣はチャミスルのCMは凄く可愛いのにドラマではあんまりだったのが不思議。自己肯定感低そうな役だったからかな?
前半はぎこちなく感じた覚えがあるが、後半の友情は良かったと思う。

赤楚衛二は役柄上中島健人ほどイケメンを求められないのにイケメン芝居になっていた印象。
元々の顔がイケメンだから、芝居はもっと崩した方が良かったと思う。表情が固く感じた。


ここまで書いて思ったのだが、どの役者も人間性が弱い。
キャラクターの必要な要素は出せているが、こちらが好きになる程の人柄は見えなかった印象。
求められるキャラを100%作るより、あえて逆の要素を少しだけ入れた方が良いのかもしれない。(哲学か。)



とはいえ評価を3.6にした理由は(3.6以上はもう一度観たい作品です。)
最終回のメッセージが良かった。

二人の恋がどう着地するのか。
『彼女はキレイだった』のタイトルの意味。
アイがどんな人間になるのか。

あんまりハマらなかったドラマだが、
最終回は笑えるシーンも考えさせられる部分もあったので、最終回だけまた観るのもアリかも。


しかし生放送の意味は無かったよね…笑
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