ひ

彼女はキレイだったのひのネタバレレビュー・内容・結末

彼女はキレイだった(2021年製作のドラマ)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく最初から最後までいまいちしっくり来なかったので分析してみた。

原作が人気作なだけに日本リメイク・キャスティング云々で批判されていたけど、たぶんこの話は韓国ドラマだから現実に置き換えることなくファンタジーというかそういう世界の話だと思って観られていたのだと思う。日本の話と思って観ると一気に「現実」が押し寄せてありえないことばかり起こるので観ていられないのだと感じた。それと今の日本人は割と話に現実を求めていて、ファンタジーは完全にファンタジーとして割り切って観れるものでないと、こういう地味に現実ベースに非現実が混在しているとハマらないのかな、という感じ。

変に原作に忠実で変にオリジナルになっているけど、これがなんでそこを?という感じなので違和感がある。まずあんな若造が海外誌の副編集長任せられることに違和感だし、日本で就活するのにあの髪型ならそりゃ落ちるわと思う笑

それになんていうか原作がそういう話だから難しいのかもだけど、5年も前の話なんだから現代にアップデートした表現に改変すればいいのになとは思う。最初から使い古されたルッキズム表現酷くてしんどかった。リメイクするにはちょっと遅かったのかもしれない。ドSという名のパワハラ上司とか今の時代違うよな、と笑

推しが出てるので言いづらいけど、全体的に二番煎じ感がすごい漂うキャスティングなんですよね。原作に忠実なだけに原作の真似事をしているみたいで若干痛さを感じる。中でもケンティが色んな意味でだいぶきつい。原作では感じなかったのに、"ちょっと抜けてる""好きな子に一途"で済まされないほどモラハラパワハラセクハラ三拍子のウザさMAXで嫌われないのか心配だった。韓国版は話数が倍あるから細かく描けていたけど、日本版だと愛の正体がわかってからの急な人の変わり様がめちゃくちゃ怖かった。キスシーンもなんだかぎこちなく、ジャニーズは彼に合う作品・役を早急に探し出してあげるべきだと切実に思った。

個人的には日本のドラマも一時よりはだいぶ失速してるけど、今でも面白いものはあるし私は楽しく観ている方なので、このリメイクで「だから日本のドラマは〜」の流れになるのめっちゃ嫌だなと思いながら観てた笑 (韓国に限らずリメイクはもうやめた方が良いと思う…)

あと個人的にはチェリまほとロケ地被り過ぎて萎えた笑 最初でこそ、交差点だ!居酒屋だ!と興奮してたけど被り過ぎててそれも樋口シーンばっかりだしこれは狙ってんな、チェリまほ人気と赤楚さんが良いように使われてるなと不快に思うようになってしまった。ロケ地なんてよく被るしコロナ禍でロケ地獲得が難しいとは言っても、チェリまほ色が強過ぎる場所ばかりで観たことがある人ならすぐわかっちゃいそうだし、何と言っても安達の告白シーンの歩道橋で、樋口くんに「結婚しよう」「友達なんて無理だ」というセリフを言わせてるのもなんか…笑
3話のBL表現で、あぁこの人はこれのために起用されたんだと思って虚しくなった。彼自身はこのチームで作品づくりができて幸せだったみたいだけど、一ファンとしては宗介以上に話題はかっさらって嬉しかったものの複雑で悔しい気持ちにもなった。
なんかほんと…頑張ろうな😭(フジってチェリまほ効果狙い過ぎてほんと怖い笑 木10楽しみだけど)

最後の方ほんと雑だったし、不必要な寸劇の生放送に、甘噛みケンティで残念だった。
ひ