ハイブリッドキッズの見た目の可愛さと同居する、死と喪失。人間の業の深さ。苦しく、悲しく、せつない。S1に比べて格段にダークになったS2。
あらゆるポップカルチャーで見せられてきたとはいえ、人間の大人たちがハイブリッドたちをitやfreaksと呼ぶのを聞くたびに、人類の歴史に深く埋め込まれた迫害を思い、心が潰れるような思いをする。実際に迫害されてきた弱きものたち、小さいものたちの、化身としてのハイブリッドを見るたびに、どうにか助かってくれと思うばかり。
Big man、Aimee、Becky、それぞれの喪失と覚悟に凄みがあって、この3キャラクターがいたからこそ感情移入できた。俳優もそれぞれ素晴らしい。
Dr.Singhの苦悩の深さもなかなかだったな…
Adeel Akhtarって最近とみに見かける。売れっ子だ。
Gusが俳優自身も成長していて、ヒーロー然としてきたのもみていて楽しかった。
ちょっとしたファンタジーかと思いきや、パンデミックと人類の業と気候危機をいっぺんに扱う、なかなかシリアスな作品でもあって、わたしは大好きだ。