みきちゃ

八月は夜のバッティングセンターで。のみきちゃのレビュー・感想・評価

4.5
テレビ東京 水ドラ25枠
OP:「しょうもな」by クリープハイプ
ED:「こんなに悲しいのに腹が鳴る」by クリープハイプ

「聞いてみるか、俺の野球論」
「Life is … baseball!」

いつの頃だったか、なんでも野球に例えるおじさんは嫌われるってのが浸透してた時期があって、実際に野球に例えて喋るおじさんは絶滅したのかなってぐらいいなくなってた。そしてついに満を持したのかどうなのか、コレ。人生行き詰まってる系女子がよなよなストレス発散しにバッティングセンターにやってきて、謎のおやじ仲村トオルがそのスイングを見ては悩みを言い当てると、舞台が突如として強引に野球場に切り変わり、そこでは現実のシチュエーションになぞらえて3アウト満塁のピンチみたいな試合が展開中。ウグイス嬢が「8番ー、ピッチャー、中間管理職イノウエー」とかコールしてきて、バッターボックスに立つしかない悩める女子!どうするどうする!みたいな。毎話、マジのプロ野球選手がレジェンドとして本人役で登場。彼らの選手としての生きざまや、プレースタイルから、現実打破の道が提示される。仲村トオルが良いこといっぱい言ってくれる。

愉しかった。苦手寄りだった関水渚だけど悪くないじゃんってなった。夏をより良いものにしてくれる良いドラマだった。続編待ってる。今度は悩める男子シリーズ希望。

野球レジェンドたち(Wikipedia参照)
1岡島秀樹:評価に囚われず寡黙に役割を果たす中継ぎ投手
2山﨑武司:三振を恐れないバッター
3川﨑宗則:毎日の積み重ねに全力で取り組む遊撃手
4五十嵐亮太:強気にインコースを攻めるリリーフ投手
5里崎智也:チームの勝利のため長い目で投手と向き合う捕手
6吉見一起:周囲の仲間を信じるポーカーフェイスの投手
7山本昌:引き際を悟り自身の新たな役割を見つけた投手
8古田敦也:チームの勝利への貢献を第一に考える捕手兼任監督
9上原浩治:情熱と雑草魂の投手
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