つい

相棒 Season 7のついのレビュー・感想・評価

相棒 Season 7(2008年製作のドラマ)
4.4
Filmarkさん、ドラマは一話一話でレビューコメントできるようにならないかなー。シーズンで1レビューはなかなかキツイと感じてきた。

いつかは亀山薫が特命係を去る日が来るのはわかってましたけど、こういう形だったんですねー。シーズン途中で卒業するってのも珍しい。刑事ドラマでありがちな最悪の別れ方でなくて前向きな去り方で本当に良かった。

寺脇康文さん演じる亀山薫が去ってすぐに及川光博さんじゃないんですね。ここは全然知らなかった。しばらく相棒が毎話毎話変わっていくという構図がなかなか面白かったなー。

そんな中、「相棒」という束縛がなくなったからか、岸恵子さん出演の15話「密愛」がかなり傑作でした。

画質が相当クリアになってきた。というかこの歌入りOPは好きじゃない。


1-2話「還流」、あんまりテンポは良くなかったけど、もう悲劇。テロ絡みかと思ってたら海外人道支援絡みのお話。いやー、もう切ない。人を助けたいという気持ちがここまで裏目裏目になりますかね...

4話「隣室の女」、佐藤仁美さん出演回で、結構普通に追い詰められるなーと思ったら、ドンデン返しがなかなか良かったなー。加害者遺族の苦しみも描いていて良い回でした。

7話「最後の砦」、あれっ、ムロツヨシさん?イケてない役で出演されてたんですねー。警察の行き過ぎた取り調べで被疑者が死亡したんじゃないかという疑惑を調査する話で、なんともモヤっとした話で、右京と亀山の不協和音が生じ始めましたね

8-9話「レベル4」、中盤で2話またぎって珍しいですね。殺人ウイルスのお話で、コロナウィルスが当たり前になった今なので、この当時で色んな概念が語られてるのも興味深い。
寺脇康文さん最終回、本当にお疲れ様でした!

10番「ノアの方舟~聖夜の大停電は殺人招待状!」、これまた豪華キャスティングの特番。
田畑智子さんが相棒に!それに渡哲也さん、中本賢さん、三浦浩一さん等々とにかく豪華。クルーズ船が舞台ってのも特番感があってイイですね。

15話「密愛」、いやもう大好きな話しでした。このシーズンでというより、今までで一番好きかもしれない。
岸恵子さん出演回。
右京さんが唯一単位を落とした元教授からの依頼で、居候の自殺を調査することになるというお話。
お馴染みの面々が一切出てこない、ほぼ二人芝居な感じで進行するのも良かったし、右京さんの学生時代のエピソードやフランス語が苦手だったというのも面白いエピソード満載。
犯罪自体をどう解き明かしていくかというより、なぜ右京さんを呼んだのかとかバックボーンの話が素晴らしすぎる。この話、全般的にあふれるフランス感もいいのよねー。

16話「髪を切られた女」、芹沢くんが相棒になるってのが面白い回。

17話「天才たちの最期」、黒川芽以さん演じる雑誌編集者が相棒の回。二人の天才詩人の死について、右京が真実を暴く物語。過去いろんな芸術家が登場しましたが、詩人は初ですね。

18話「悪意の行方」、ネットいじめに関する話だったんですけど、陣川が絡むと美女がセットで登場するので何気に嬉しい。もうレギュラーなんですね。あくまでも陣川を認めない右京さんもイイなー

19話「特命」、最終話で及川光博さん演じる神戸尊が初登場するんですね!及川さんの色気が凄まじいなー。流れで観てるとあまりにも寺脇康文さんの亀山薫との「冷静」×「熱血」=「相棒」との違いが凄くて面白いキャスティングですねー。
前田吟さん、日野陽仁さんなどなどゲスト出演もかなり豪華なんですが、その中でも宮本真希さんがかなり好きでした。
切ない話で右京さんが追い詰めていく感じも面白いんですけど、やっぱり神戸尊との初対面が面白いですねー。


早くシーズン8観なきゃ!
つい

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