Wednesday

リーシーの物語のWednesdayのレビュー・感想・評価

リーシーの物語(2021年製作のドラマ)
2.9
これを「リーシーの物語」とするのは無理があるなと思った。本当に書きたいのはスコットの物語の方で、それじゃあ捻りが足りないから夫の後始末をする妻の物語を足したんだろうな。愛は後付けであり、物語を支える説得力がない。
それからやっぱり自分、キングと相性悪いのかもしれない。
成功した作家の妻であるリーシーが”ヨーコ”と揶揄されたり、ボコボコに暴力を振るわれたり(傷つけられた顔が長尺で映る)ちょっとうわぁという描写が多かった。1話の秋の光に照らされた美しきジュリアン・ムーアから期待した映像には及ばなかった。所々シュールレアリズムの絵画の様で、それは印象深かった。
嬉しかったのは、ロングボーイの造形が個人的に好きなクライヴ・バーカーの短編「丘に、町が」のかなり近い実写化だったこと。人間がぐにゃぐにゃに編まれた巨人が見たかったんだよ〜、嬉しい。
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