daiyuuki

まんぷくのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

まんぷく(2018年製作のドラマ)
4.7
舞台は戦前の大阪。三人姉妹の末っ子で、貧しいながらも愛情をいっぱいに受けておおらかに育ったヒロイン・今井福子(安藤サクラ)。 
女学校卒業後、ホテルの電話交換手として働き始める。福子は、早くに亡くなった父の代わりに宝飾店で働いて、 自分を女学校に通わせてくれた長女・咲(内田有紀)のために恩返しをしたいと、結婚式を華やかに祝う方法を考えていた。 
そんな時に出会った運命の人が――バイタリティーあふれる青年実業家・立花萬平(長谷川博己)だった。やがて二人は恋に落ち、結婚する。 
しかし! ! 萬平は幻灯機、製塩、栄養食品、金融など、次から次へと事業を手がけ、大成功したかと思えば大失敗、敗者復活戦の繰り返し。 
まさかこんな浮き沈みの激しい人生が待っていようとは・・・! 
「世の中の役に立つこと」を理想に、仕事に没頭する夫。「私は武士の娘です」を口癖に、何かと娘の結婚生活に口を挟む母(松阪慶子)。 
そしてその間に挟まれながら子どもを育て、“究極のマネージメント能力"を身につけていく福子。 すべてを失ったどん底で挑んだ最後の敗者復活戦で、ついに夫婦は「インスタントラーメン」を創りだす。それは世界の食文化に革命を起こす大発明だった!
即席ラーメン「チキンラーメン」、カップラーメン「カップヌードル」の開発者安藤百福と妻の実話を元にした朝ドラマ。
描写が地味になりがちな商品開発の悪戦苦闘を、ユーモラスに描くことで、周囲の人の言動やひらめきによって活路を見出だした時の解放感や喜びそして仲間と一緒に商品を作り上げていく団結力を生き生きと描かれているのが応援したくなるし共感出来て惹きつけられた。
暴走しがちな発明家長谷川博己と上手くなだめたり励ましたりサポートする妻安藤サクラの強い絆の夫婦愛、周囲のキャラクターとのテンポの良い掛け合い、朝の元気をもらえる朝ドラマだった。
daiyuuki

daiyuuki