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いだてん~東京オリムピック噺~のMMMのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

総集編で見た。
金栗四三にしろ田畑政治にしろ、何かひとつの目標を持って人生かけれるのってスゴイ。田畑さんはとことん平和の象徴としての五輪にこだわってたんだなあ。
学徒出陣と同じ競技場で開かれたオリンピック。かつて日本の戦場だったアジアの国々を経由した聖火リレー、聖火ランナーの最終走者は8月6日の青年、そして閉会式では各国の選手が入り乱れて入場してくる。これが全部本当の話ってだけで泣ける。平和の象徴のオリンピックって感じがする。
クドカンの脚本ということもあって、それぞれのキャラが面白くてお茶目だった。田畑の俺がレールを敷いたの俺が俺がのシーンは笑った。あと金栗さんに対して30になってもまだ走るんかって言ってるシーンも笑った。
金栗四三のスヤスヤハーハーも好き。55年かけて完走したっていう後日談も感動しました。
あと圧倒的にオープニングがカッコいい!!もともとのオマージュしたリオの閉会式の映像もかっこいいけど、いだてんのは古い日本の街並みと現代の街並みを混ぜながらやってて、うまいことアレンジしてるなあって感じ。

総集編では満足できず、絶対全話見ようと心に決めた。
 

全然関係ないけど、いだてん総集編を見た後、1964年の五輪を扱ったNHKの映像の世紀15も見た。感想を書く場所がないのでここに書きます。
ノルスタジーに溢れた1964年の五輪にも色々あったんだなと知った。前回の時も、今回同様みんなが楽しみにしてたわけではなくて、興味のない人や反対する人も少なからずいたらしい。かつて水の都だった東京はオリンピックを境に川が消えて、江戸の名残が消えた。今では考えられないけど、水不足で給水制限とかもあったらしい。今でこそ、栄光の五輪みたいに語られるけど裏では犠牲もあった。2020の五輪も何十年後かには栄光として語られるのかもしれない。
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