あやの

ミステリと言う勿れのあやののレビュー・感想・評価

ミステリと言う勿れ(2022年製作のドラマ)
3.0
こんなに残念になってしまった作品も珍しい。
超長いです。ボロクソ注意。

最初3話はめちゃくちゃ面白くて4点はカタいな!毎週楽しみ!だったのに、
5話目から個人的にしっくり来ない描写や展開が多くて、どんどん満足感が低くなり粗探しをするようになり、完全に愛がなくなった。
続編や映画ができても二度と観ない。
というかあのハンパな終わりは視聴者ナメ過ぎ。
スペックもだけど、続編や映画ありきで1シーズンでキッチリ終われないのって制作陣のただの甘え、実力不足以外の何者でもないと思う。

原作はちょっとしか読んでないけど面白かったので多分良いんだと思う。
ドラマのように途中から合わない部分が増えるのかは謎。いずれ読むけど。


以下詳細。

・1~3話目
スタートダッシュ良かった。
1話目から面白かったから興味持てたし、主役のお喋りの説得力もある。
2話目へ、3話目へ、の繋ぎも上手かったから犬道家の話へスっと入れたし過程もラストも全部良かった。練られた感じで一筋縄ではいかず楽しめた。

金髪の学生役の瑛太はキツいけど。

・4話目
取り立てて良いという程じゃないけど普通に観れる。
柄本兄弟は万能。

・5話目
初めて個人的に全然良くなかった。
前半の刑事の話もしっくり来ないし(全然いい話じゃない。で?て感じ。)、
後半の温室へ誘導するトリック的なのもなんか…で、
何よりいらねぇ恋愛要素持ち込もうとしてるのがマイナス5億点。(風呂光の方)

日本の良い時間帯のドラマにありがちなんだけど無駄に恋愛要素ぶっこむのマジでどうにかしてくれ。

無駄に一緒について来たり深夜3時に一目見ようと待ち合わせ場所に自分も行くの普通にキモイから…。

なんか原作がどんなに良くても、これは珍しいというか新しい!面白い!て視聴者が好意的に受け入れても、
テレビ側がいらぬ恋愛要素を付けるというセオリーというか悪しき風習によって結局古臭さを感じさせてしまうの、とってもとっても残念。

・6~7話目(炎の天使)
ライカのいかにも漫画チックなキャラに慣れないから要所でうーん、だけど全体としてはキレイにまとまってたと思う。まぁオチはよくあるやつだからあぁそういうやつね…てなったけども。
ライカとの繋がりも描かれて最後はキレイだった。救われた人達は確実にいるよって。

でもこのドラマ観て思うけど説明がくどい。これだけで分かるのに後々あなたはまさか虐待を受けて…?て質問のシーンがあっていや無駄!てなる。

個人的に早乙女太一は棒読みでうーんだったけど、対して岡山天音は素晴らしかった。
創作物の中でリアリティを感じさせるのって凄い。
このドラマを観て得たものは彼の演技をしっかり知れた事。と言えるくらい興味湧いた。

・8~9話目(ミステリーサークル?の話)
途中までは良かった。面白そうだった。
でも何より今作、急に犯人(蔵之介)に優し過ぎない?
そもそもだけどきわさんの住所を知り合いに喋って、て依頼が謎すぎるし、職員として拒否しろよだし、
それを以後故意に繰り返してんだからストーカーに利用された、じゃないし、
てか予行演習で関係ない家族殺してるし、
普通に許されないのに被害者扱いしてあげて優しくするのおかしくね?美談にし過ぎだろ?て軽くキレそうになった笑

主役の喋りだけはここまで一貫して肯定できたけど、ここでもうダメになったので観る価値がなくなったと感じた…。

・10話目
こんなにボロクソ言ってるけどライカの最後のセリフは良かった。泣いた。
麦ちゃんは良かった。

・11~12話目
十の字を目立たせる演出クソダサ過ぎて無理だった…。
あとさすがに最終話なんだから主役をメインの話に配置すべきでは?
て思ったら続編ありきに振り切っちゃったからもう見捨てた😇


あと全体通して言いたいこと

・風呂光の恋愛要素
やっぱ無駄なんだけど同僚の度重なるイジりとか果てしなく要らない

・既に放送したシーン流し過ぎ
違うサイドから、とか時間経ったから復習、ならともかく、
ほぼ変わらぬシーンを次の回に平気な顔して繰り出してくるのなんなん?
1回だけじゃないし、長い時はアバン10分くらいあった。
それならもっと描けた事あったと思う

・菅田将暉の演技
これはもはや上手いか分からない
わざとらしくてなんだかなぁ

・笑いのセンス
ない。間が下手だししつこい。

・ハラスメント描写
恋愛関係を探るハラスメントする奴がいる
→それはセクハラですよ、
の掛け合い多すぎ。
とりあえずこれで締めればいいと思ってるんだろうけどじゃあ入れなくて良くない?もしくは1回で十分です


めちゃくちゃ書いてしまったけどそれだけ3話目までは良かったので、そこは評価したい。
あやの

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