とも

SHOGUN 将軍のとものレビュー・感想・評価

SHOGUN 将軍(2024年製作のドラマ)
4.1
ハリウッドが描く戦国絵巻!

もういままでの他のハリウッド映画のようなひどい日本の中世の描かれ方ではありません。
真田広之がめちゃくちゃこだわったという事あって、日本の大河ドラマを観ているような感覚でとても面白かった。

1600年。関ヶ原の戦いを前に壮大な謀り事がめぐらされるという物語。
ジェームズ・クラベルの小説「SHOGUN」が元となっており、1980年代のドラマのリメイク作品。
日本にやってきた三浦按針以外は史実の人物と登場人物の名前が違うので、最初は違和感があるけれど、以下を抑えておけばある程度は大丈夫。

•吉井虎永→徳川家康
•戸田鞠子→細川ガラシャ(明智光秀の娘)
•石堂和成→石田三成
•落葉の方→淀君
•戸田広松→細川藤孝
•樫木藪重→本多正信

最終話はちょっと肩透かしを食らったけれど、特に8話と9話はすごく見応えがあり、武士道や己の務めとはどういうことか、日本人が古来より大切にしてきた事などがひしひしと感じられる。あと男性社会であった中に、女性(特に鞠子)にスポットが当てられていた。
ただ、全体的にはちょっと史実とは違う展開もちらほら。でも、あくまでも史実に基づいたドラマなのでそこは許容範囲。

話によると、シーズン2の製作も検討されているとのこと。非常に楽しみです。
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