いやあ、凄いのなんの！素晴らしい。
昔、テレビで三船敏郎さん、島田陽子さんの将軍を見た記憶があり、三浦按針が奔走してた印象だった、そのリメイク版との事。ディズニープラス6日間無料キャンペーンで、早速視聴。
有名な戦国武将達を基に制作されたファンタジーではあるが，安土桃山時代を思わせる、豪華絢爛な衣装や調度品の数々、映像美に圧倒された。映画を見ている様な満足感。句を詠む事が嗜まれており、茶室も作法がきちんと表現され、夜は蝋燭のみで非常に暗かった点も、時代考証へのこだわりが感じられた。
切腹に関わるシーンが多いのがこの作品の見せ場のひとつであるが、残酷さゆえに、武士の生き様、潔さが鮮やかに表現されていた様に思う。策略が多く油断ならぬ状況下において、彼らが発する言葉や行いひとつひとつが死と隣り合っている様で、その人物像に奥行きが感じられた。
そして、外国人の按針から見ると、自害する一連の行動や美意識について、愕然とし、自分の命を軽んじていると思うのだろうし、この衝撃が大きい程、作品としては成功なのだろう。
真田さんがこだわって作ったこの作品、日本人が日本の言葉で話しているのがしっかり伝わる本物です。
次回作は戦かな？楽しみです。
＊アンナサワイさん、二階堂ふみさんの目力、したたかで芯の強さを感じる演技が印象的だったな。
＊普段は争いのない平和な作品の方が好きだけど、別格だったな。
