けーすけ

お耳に合いましたら。のけーすけのレビュー・感想・評価

お耳に合いましたら。(2021年製作のドラマ)
3.8
漬物会社で働く高村美園。チェーン店のグルメ、通称「チェンメシ」をこよなく愛する美園はある日ポッドキャストでその料理に対する愛を爆発させる。そして始まる「チェンメシ愛」を語る日々・・・




映画『サマーフィルムにのって』が口コミでヒットしている中、伊藤万理華の初主演となる食ドラマ。
正直「あー、はいはい。テレ東の二番・三番煎じな食ドラマって感じかねー」と思ってましたが、めちゃめちゃ良いです!ほんと土下座でごめんなさい&ありがとう。



隠れた名店を中年おじさんが訪ねる『孤独のグルメ』とは違い、松屋や餃子の王将、富士そばやくら寿司など、誰もが一度は行った事があるであろうチェーン店のご飯を、伊藤万理華演じる会社員の美園が自身の過去エピソードなどを交え語る内容。

料理の味がすぐに想像できるだけあって「いつか機会あれば食べに行きたいな~」ではなく「ああ、これ今すぐ食べたい…!」と胃袋にザクザク切りかかってくる凶器的な部分で飯テロどっかん。

美園のポッドキャスト配信を応援する会社同僚との関係性も微笑ましいし、見ていてほっこり。


チェンメシを味わうシーンでは実際のお店でロケを行っているようで店員ゲストとして、やついいちろうや生島ヒロシ、4話ではグランジの遠山大輔も出演。ラジオの「SCHOOL OF LOCK!」を聞いていた人にはかなりアツい展開(本作の脚本がマンボウやしろ)。

第6話では美園の大学時代の親友で、ラジオ会社に勤務する今井香澄役として桜井玲香が出演。僕自身そこまで深いファンではないのですが、乃木坂46の元メンバー2人がこうやって再会&共演する姿に感涙。

エンドロールシーンも毎話固定ではなく、その回の舞台となったお店で伊藤万理華がダンスしているのも注目ポイント。


地元の隠れたお店とかも大事だけど、普段気軽にふらっと一人でも入れるチェーン店の魅力を活かしたしたドラマで、とても好きです♪
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