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宮本から君へのTRBのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2018年製作のドラマ)
4.7
わたくし

 皆様の敵っ

  でご座居ます

毎日に揉まれても、理想と現実の区別が出来ない青臭い宮本の成長記録

言わんでイイ事言って、愛想笑いも作れない、痛いほど食いしばった口がダサくて

でも最高にイカしてる


文具メーカー・マルキタの営業マン宮本

愛想笑いも作れず、学生と社会の違いに思い悩む日々を過ごす

出社の電車で出会う女性や、ライバル業者の嫌がらせ

色んな日常に研鑽を積み、社会人として成長していく様を描く


OPからEDまで、最高に不器用で泥臭い

そんな融通の効かない宮本役に池松壮亮がドンズバでハマってる

ほんま池松壮亮が好っきゃわ〜

めっちゃいい顔してる

だんだんと大人になるにつれ、「世の中ってこんなもんか」ってケチがついてしまった人生に1発くらわされた

自分を曲げられず周りに合わせる事も出来ない、本当にダサくてみっともない

でも

こんなツッパった跳ねっ返りが1人ぐらいいたってイイじゃない

また周りの上司もカッコいい

ほっしゃんがイイ
笑い飛ばしたり叱りつけたり

横で支えて背中押してくれるイイ上司
抱かれてもイイ

営業がどんな仕事かは知らない

けど彼らは戦士なんだと思った

泥水の中で全力の敗者が暴れてらぁ

最高にパンクな作品。

エレカシに始まり、MOROHAに終わる

勝手にオレのテーマソングにしてるMOROHAが流れた瞬間

「あ〜やっぱりなっ」

って、とても腑に落ちた

「分かってて損するのは利口やないな」

「でも、カッコいいと思ってるですよ」
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