ソリ

五月の青春のソリのレビュー・感想・評価

五月の青春(2021年製作のドラマ)
4.0
去年からずっと気になってた+民主化抗争を描いた大傑作映画『1987』に超感動+ユネク無料になった ので鑑賞。

ユネクのぶつ切りが悲惨すぎるので今回も韓国のHPなどを頼りに自分でタイマーで測ってオリジナルと同じ12話で観た!(ずれなかった!やった!)


光州民主化運動を描いたレトロヒューマンメロ。
良作だった。

(日本では"光州事件"と言われがちだけど、
韓国ではあの軍事衝突が民主化運動として再定義され、"光州民主化運動"という呼称が定着しているらしい)

いつも通り今作も毎話エピソードコメ書いたけど、
完走して改めて1話からコメント読むと、
前半はこんなにロマコメだったんだと度肝を抜かれた。
そのくらい後半の展開が重かった。

自分が活動してなくても、活動家を治療したり知り合いに不審者がいたりしただけで逮捕されたり理不尽な扱いを受けたりする時代。
というか衝突が始まってからは町を歩いてるだけで暴行され連行される。

そして、大切な家族を当たり前のように失ってしまう時代

重いだけではなく、上述したように前半はロマコメっぽかったしシリアスになってからも時々クスッと笑えるシーンも盛り込んであって良かった。

ただ、そのオアシス要素に油断してたら現実を突きつけられる。
ドラマを観進めて愛着が湧いたキャラも皆どんどん酷い目に遭う。

すごくリアルに感情移入しやすく描かれたドラマだった。

特に弟持ちの私としてはミョンヒ・ミョンスのケミが大好きだった。
最期は哀しかったけど、私でも同じ選択をしたと思う。



ただラブにはハマれなかった。
最初こそヒテにキュンキュンしてたけど、
回を追うごとに軽率な行動に醒めてしまったし、
ミョンヒがなぜあそこまでヒテに惹かれたのかもよく分からなかった。

"時代に翻弄された2人" の恋愛模様にも期待してたからちょっと残念だった。
ここも良ければ⭐️4.5

でもあくまで民主化抗争のドラマが主たる目的だったから別にいい!


違う時代なら幸せに生きることができた人たちが
犠牲になっていく模様が本当に辛かった。
でも観てよかった。
ソリ

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