たぬきのフラダンス

迷路の歩き方のたぬきのフラダンスのレビュー・感想・評価

迷路の歩き方(2002年製作のドラマ)
4.4
一分一秒厳守する電車運転手の中井貴一と、手抜き工事をして経営をやりくりする建設会社社長の渡辺徹。ふたりとも役柄がとてもしっくりきて良かった。融通が効かず、すぐに仕事を辞める息子に「汚れなさい!汚いのよ世の中は!」と、叱る母親。そうだなぁ、なんて思う。
母親と娘役はなんだかキラキラしてドラマの世界観からすればさわやか過ぎたけれど、他はぜんぶじんと来た。心に残る物語だった。
渡辺徹が山田太一ドラマにでているのを初めて見た。グッときたよ、ありがとう!と、天国に向かってお礼を言おう。