このレビューはネタバレを含みます
社会が想定していない関係性がひょんなことから生まれたときに、それが恋愛として表出することにガックリしてしまう。その理由は恋愛以外の物語がこの世に足りていないと思うから、あと恋愛として表出すると2人の親密さは、「好きだから」「愛し合ってるから」という言葉と共に大きな物語に吸収されていってしまうから。
このドラマは私の勘違いかもだけど、大きな物語に吸収されなかったものなのではないかなと思う。だから私は好き!
一が麻衣子のことを「愛しいと思う人」と説明するとき、それは恋愛感情だけじゃないのかもしれないけど、次の瞬間、セイさんが陶芸家のことを「愛しい人」と表現して、また一と麻衣子2人の関係は大きな物語に吸収されそうになる。この世は恋愛至上主義よ!こわいわ!
このドラマは社会が想定していない、しかもそれが男性ジェンダーと女性ジェンダー間の関係だと、仲を深めることがいかに難しいことなのかも示してくれてたとも思う。
最終回のカラオケボックスでのシーンは、名シーンだと思うよ😭😭😭
こんなに繊細なドラマなのに、サブタイトルと各回のタイトルが雑すぎてわろたり。
あと福田さんのシーンがもっと見たい。