木野エルゴ

シュミガドーン! シーズン1の木野エルゴのレビュー・感想・評価

シュミガドーン! シーズン1(2021年製作のドラマ)
2.7
ジョシュとメリッサは倦怠期に入った恋人同士。メリッサの発案で二人は愛を取り戻すためのツアーに参加したが、ツアーの途中で嵐に巻き込まれ森の中で迷ってしまう。険悪な雰囲気の二人の前に突如橋が現れ、渡った途端に風景が一変。小さな妖精のような生き物が現れ「真の愛を見つけなければ元の世界に戻れない」とだけ告げて消えてしまう。衝撃を受けつつ二人が辿り着いたのはミュージカルの街シュミガドーン。果たしてこの奇妙な世界から出られる日は来るのだろうか。

20世紀前半から中頃までのクラシックなミュージカル映画をふんだんにオマージュしたコメディドラマ。古い倫理観や現代では悪習とされるイベントをコミカルに現代の価値観へとアップグレードしていく。

全6話で1話が40分程度の短い作品なので最後の方はかなり駆け足だったが、全体的に綺麗にまとまってる。音楽もキャストも素晴らしいのでミュージカルに疎くても十分楽しめる。

登場人物が個性的で面白い。個人的にアラン・カミングのお洒落な市長とアーロン・トヴェイトの遊び人が良かった。ラストの橋に向かうシーンでメリッサ役のセシリー・ストロングがガチで泣いてたっぽく見えたのがちょっとグッときた。たまにはこういう分かりやすいハッピーエンドも良い。
木野エルゴ

木野エルゴ