開幕早々ブラピ/アンジー版を想起させるあのふたりの顛末を見せて早々に「アレとは違うモンやりますヨ」という宣誓布告。
その通り、ヒロ・ムライとドナルド・グローヴァーのコンビだから、普通のスパイアクションドラマになる訳はない。
「アトランタ」のノリを継承したオフビートでアイロニック、そして時にちょっぴりエモいビターコメディ。
ここに当初参加予定だった「フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジが絡んだらどうなっていたか？それも観てみたかったが、マヤ・アースキンの親しみの湧くルックスや為人が、このドラマのテイストには上手くハマっていて良かったと思う。
彼女とグローヴァーのふたりだから、この一見突飛な物語が「わかる〜！」と妙なリアリティを生み出せていると思う。
各回ゲストも、絶妙に個人的なツボを押さえた出演で、ロン・パールマンやパーカー・ポージーには本当に嬉しくて声が出てしまった。
そして、ポール・ダノ。美味しいなぁお前w
ベストエピソードは第4話「ダブルデート」展開のユニークさと緊張感とユーモアが絡む作劇が秀逸だし、最後の2人の会話も良い。キラキラあまあまなシーンよりよっぽどこういう方がロマンティックだと思う。
全体の流れを含めてこの8話で完結で完璧だと思うので、シーズン2欲しいか？と言われると…でも、さすがにジョン/ジェーン好きになっちゃったので観てみたい気もする。複雑w
