もはや鉄板であるヒロ・ムライとドナルド・グローヴァーの座組というだけで期待しかないのだが、まさに期待通りの傑作シリーズだった。
オリジナルの映画版がお互いの素性を隠したまま恋愛からスタートしていたのに対し、お互いの素性を明かしてから夫婦としてリレーションシップを築いていくという逆転のアプローチ。でありながら作品の核である【倦怠期カップルあるある】と【諜報戦】のマリアージュが継承されていてセンス良すぎる。
現実離れしたルックのブラピとアンジーからうってかわって、ドナルド・グローヴァーとマヤ・アースキンの親しみやすさとスタイリッシュさが同居する佇まいもずっと見ていたくなる魅力がある。
観てるこっちも思わず笑ってしまう毎話終わりごとの可愛いトークから、最終話ではメチャクチャに泣かされた。(パニックルームでのやりとりから自白剤の効果切れてるんよね…)
とにかく撮影・音楽・会話・衣装に至るまですべてが今一番お洒落なドラマ。最終話に出てきたBluetoothスピーカーめっちゃいいなと思って調べたら100万円超えてた