超極右で差別主義者の父に洗脳されてきたピースメーカー、犯罪者とはいえ人間を兵器のように使う母を持つアデバヨ、悪い親子関係のストーリーは、ジェームスガンの「ガーディアンズオブギャラクシーvol2」同様。
コミックだしヒーロー？もので極端だけど、毒親を持つ人の苦悩が描かれていて、すごくストレートに人間を描いてるなと思う。
さらにビジランテみたいな周囲からバカ扱いされて空気読めないと言われる人、そうゆう人たちの長年の苦しみが浄化されるような作品なのが、ジェームズガンにしか作れないな、と感じる。
笑いのバランスも良いし、染め髭の伏線回収も見事だし、血肉ふっとびも容赦なくリアルだからこそ、信頼して見ていられる最高傑作！
