ジョン・シナ大好き！ピースメーカー大好き！大塚明夫大好き！ジェームズ・ガン脚本監督のDCドラマ。冒頭からtwitterで見たアクアマンの性事情を無邪気に暴露してて笑う。「ザ・バットマン」のリドラーといいピースメーカーといい2021年の議事堂襲撃以降のビジランテにはtwitter情報が欠かせない。そのあとピースメーカーが病院の掃除のおっさんに「白人より有色人種の犯罪者ばっかり殺す差別主義者だ！」「有色人種と同様に白人にも目を光らせろ！」って言われるのはロー&オーダーへの言及だし、ペットの鷲はアメリカの国鳥。「ザ・スーサイド・スクワッド」で平和のために殺しまくってアメリカの罪を葬ろうとした男の正体が分かり始めてきた。ネオナチで白人至上主義の愛国パパと闘い、黒人でレズビアンのアデバヨとズッ友になるまでが描かれる。本当のピースメーカー〈平和の使者〉になるということはアメリカの敵を殺しまくることではないのだと、気候変動を左翼のうわ言だと罵る共和党員たちこそ我々の闘うべき存在なのだと、言っているようで別にピースメーカーは何も同意してない。最終的に友達最高だよね、って感じだった。でもピースメーカーは少しずつ気づいてはいるんだよ。ジェームズ・ガンとジョン・シナのスケジュール次第で続編あるのか…？
