犬里

シー・ハルク:ザ・アトーニーの犬里のレビュー・感想・評価

4.3
社会で活躍する大人の女性のドラマとして、主人公のジェンを「幸せになって!」と素直に応援したくなるドラマだった。
女性から見た男性の嫌な部分が生々しく描かれるのもMCUには珍しく、すごく共感しながら観られた。こういう男いるよね〜!!てなる。ヒーロー物のストーリーのあり方は多様であるべきで、観た人が共感して勇気をもらったりするのがヒーローだろうと思う。
敵が分かりやすいスーパーヴィランではなく、ミソジニストの一般男性であることにこのドラマの意味がある。最終回で敵集団のボスがハルク化して暴力で解決・男(ハルクやDD)が助けに来て解決、では彼女のドラマの意味がない。第四の壁を破ってまで、自分で自分のドラマにふさわしい結末を勝ち取る展開は良いと思った。(男性主体のコミックス、MCUに物申す構造にもなっている)
だいぶ惚れっぽいのは心配だけど、ジェンはいつも真面目で一生懸命で素敵な女性だった!今後もMCUに出てくるのかなー。もっと活躍が見たいと思った!
犬里

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