やっと全話数を見終えたよ。
第一話から第二話あたりまでは、率直なところ、物凄く面白かったよ。
正直なところ、かなり期待をしながら配信を待ちつつ観たよ。
しかし、第三話あたりからは、ほぼストーリー性ゼロへと転落して行ったのは、果たしていかなる事情によるものなのだろうか……
まさかとは思うが、たかだか全9話のドラマなのだが、全編分の脚本を考えずに見切り発進したのだろうか。
あるいは、脚本どころか、設定すらロクに決めずに放映開始してしまった、とか……
いずれにしても、概ね観る価値の無いドラマだったよ。
個人的に勿体無くて仕方がないことがある。
主人公ジェニファー・ウォルターズ役兼シーハルク役のタチアナ・マスラニーが163cmと小柄で可愛らしいところに、身長2m超えで筋肉ムキムキな大柄グリーンスキン女性になっても、やはり可愛らしいという不思議な魅力を出していた。
偶然の産物なのか、あるいはキャラクターデザイン時のコンセプトだったのかは私には知る由もないが、いずれにしても、小さくても大きくても魅力的なキャラクターというものは、意図して生み出そうとしても、なかなか難しいのではないだろうか。
だが、その魅力的なキャラクターを、このドラマの脚本家は全く活かせていなかったよ。
こんな内容のドラマならば、ハルクでもスノーマンでもマシュマロマンでも何でも良かったように思うよ。
シーハルクだからこその脚本を書けなかった脚本家には、私から先んじてゴールデンラズベリー賞ドラマ部門を与えたいと思う。
以上。