木野エルゴ

シー・ハルク:ザ・アトーニーの木野エルゴのレビュー・感想・評価

2.7
ある出来事から従兄弟のブルース(ハルク)の血を受け、能力を受け継いでしまった新米弁護士ジェーンの私生活を描いた物語。

法廷ドラマ好きとしては70%ぐらいの満足度。名前の使用権利や、一般の法律が特殊能力者や異星人に適用できるかといった議題はとても面白かった。ジェーンの性格も、良くも悪くも正直で好き。

ただ、ジェーンの私生活以外に、ジェンダーに纏わる問題や話題キャラの再登場など、要素を詰め込み過ぎてストーリーに統一感が感じられなかった。それぞれは深く突き詰めればもっと面白くなる要素を孕んでいただけに、全てが中途半端になってしまった感がある。

それにCGの質がお粗末だった。個人的にはそれがなにより残念。

最終話のストーリー改変に関する対話は、MCUの現状に関する反省と今後のマニフェストと捉えて良いのだろうか。今後の作品に期待したい。
木野エルゴ

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