このレビューはネタバレを含みます
第一話の時点では、
トロール船が引き込まれる
つかみのインパクトに反して、
乗組員の顔と名前を
把握できなかったり、
いろいろな組織が出てきたり、
主人公のバックボーンも
なんだかかんだで、
なかなか（ＰＣ的含め）
ややこしいかな、と思ったりもした。
それは、軍、警察、ピースキャップはじめ
英国の社会自体をこちらが、わかって
いないということもあったんだろうか、
ロシアやらＭＩ5やらも出てきて、
３話、4話になってくると、
だんだんと動きが
見えてきて、結構見応えも
上がってきたし、
わかった上で見返すと、１話から
ちゃんとしてた。
主人公のトラウマも、いい感じに伏線に
なっていて、潜水艦内ならではの脱出
アイデアもあり、最終回は、
ドキドキ、ハラハラだったし、
恋愛関係も（ＰＣ的な）押し付けがまし
くなく、じんわりと見ていられた。
終わりまでみて、こんな感じの展開が
公共放送で製作されるのって、
そもそも安全保障への感覚がまるで
違うんだなとも思った。（たぶん善悪の視点が、逆に描かれそう）
国名もリアルに実名だしな。
スコットランドの寒々として、
シトシトとした風景もいいね。
個人的には、ドカティ大尉推し。
2022.3月 追記
今の世界情勢を踏まえて振り返ると、
絵空事とも思えない話だったんだなぁ
と改めて思いました。
