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私はチャン・ボリ!のwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

私はチャン・ボリ!(2014年製作のドラマ)
5.0
11月23日Abemaにて視聴開始
いやあ、面白い。嘘つきや隠し事だらけ(=^・^=)
序盤の子役時代は天使の笑顔・悪魔の心の嘘つき女イナを中心に大人たちのドロドロがあまりに辛くてストレス溜まりまくり。

アン・ネサンは「今日から愛してる」のトンラクタンの宗孫、「38師機動隊」の市長で会ったところ。
キム・ヨンリムさんは「今日から愛してる」のトンラクタンの伝統茶の名人でアン・ネサンの母親だった方。「福寿草」のチョン・ヘソンさんと同じく大好きな名優。もう81歳になられたのですね。
イ・ユリは福寿草→お父さんが変!→かくれんぼ→本作品、すっかり馴染みに。狂気を感じさせる表情・演技は唯一無二、中毒になりました。
本作ではキム・イナ役のキム・ヘオクさんにやられた。笑顔・普段顔は栗原小巻、泣き顔は小林幸子、キメ顔は櫻井淳子、こんな美しく憂いのある方がこんな醜い女を演じるとは。楳図かずおの描く女性みたいだ。
ミンジョンの子役は清水富美加(千眼美子)みたいで可愛かった。

ミンジョン(イ・ユリ)の大学卒業からはイ・ユリの独擅場、アン・ネサンたち周囲が騙されっぱなしで、はらはらイライラでストレス溜まりまくり。
5年後の18話からやっとスカッとする場面が現れ始めてホッ。悪魔のイ・ユリのうろたえぶりも20話過ぎからは楽しめるようになった。
それにしてもイ・ユリもといミンジョン、ここまで欲深く自己愛・自己中の嘘吐きキチガイ女もとい糞女は初めて。すべて人のせいにする。このドラマの娯楽性を高めた最大の功労者。

羆カン・ネチョン大好き、ジョンランとのやりとりサイコウ(^O^)v、ぬいぐるみ贈られた場面には落涙、この二人をみるのがいちばん楽しみかも。
ジェファ役のキム・ジフン、わたしの中でなかなか好感度高し。
ムン・ジサンが工藤阿須加くんに見えるときがある。
ジェファの婚約者スヨン役のユンソ可愛い。ここから「今日から愛してる」でイム・セミの義妹役に抜擢されたのかな。

物語の構成が見事で、周りの人物もきちんと配置されていて、俳優さんたちの演技も上手く、感情移入できまくり。このまま最後まで至福の時間を過ごせそう。

26話まで到達。半分か。
ト・ボリがアホで思考が幼稚すぎて、応援はしてるけどイライラしだした(27話でユンソを一喝し、ジェファとビダンに水責めされたから帳消し(^O^)。イ・ユリも楳図かずおに出てくる女みたいにどんどん気味悪くなるし。でも、ビダンやネチョンやカウルやファヨン…etcたちが笑かしてくれるからオッケー。
28話。キム・ヨンリムさん、迫力・貫禄の演技。20年後とは気づくのが遅すぎるけど、イナたちに思い知らせてください。ト・ボリがイ・ユリに真っ向から言い返せるようになって痛快!「名前以外は嘘で固めてるからボロが出そうで怖いんでしょう」
29話でもボリが人間離れした嘘だらけのイ・ユリに「あなたが人間になるより犬が孔子になるほうが早そうね」、大受け。
31話まで来た。じわじわとト・ボリの人柄が周りの人たちに伝わり、見ているこっちも温かい気持ちに。脚本が素晴らしい。
32話だが、それにしてもト・ボリちゃんアホ過ぎ鈍すぎ、早く察知しろよ。それにしてもムン・ジサン可哀そう過ぎ、全面的に支援するぞ。それにしてもイ・ユリもといヨン・ミンジョン、名前以外は嘘の塊すぎ、ついに実母にビダンを連れて海外に隠れろと命令、面白すぎるぞ。

その後、めでたしめでたしになりそうだったのに、イ・ユリが視聴率アップさせるべくもう一山つくってくれる(^O^)v、もう彼女は正気を失っている。そして39話に到達。ビダン何をしてるんだ。40話、ビダンを保護した警備員?のひとりが安田顕そっくり。ビダン発見されてムン・ジサンと抱き合ってるシーンに涙。41話終盤、ウンビとしてジェファと20年振りの再会、最高のシーン、泣けた、涙、涙、嬉し涙。

「福寿草」よりも見るのが辛い場面が短かく、スカッとしたり笑ったりできるところとのバランスが絶妙、今のところ大満足。

その後も次から次へと事態は進む、夢中になって追いかけている。
45話まで来た。少し見直しかけていたのにイナはやはりクソ女だった。イ・ユリもといヨン・ミンジョンと一緒に早く地獄に堕ちてくれ!
46話。ヨン・ミンジョンの実母ト・ヘオク、お前も地獄に堕ちろ!嗚呼、オクスさんが可哀想過ぎる。それにしてもイ・ユリもといヨン・ミンジョンの悪魔の微笑み、恐ろしくて気味が悪くて夢に出てきそうだ。
47話、ムン・ジサンが命懸けでビダンを助けたというのに、ト・ヘオク、人間の醜い欲を体現したようなババア、脚本家さんよ早く地獄に落としてくれ。かけつけたボリたちも真っ先に15針も縫っているムン・ジサンの身体を心配しろよ。お前ら本当におかしい。イ・ユリもといヨン・ミンジョンはチャン・ボリが言うように人間でもなく獣でもなく悪魔。この頃、会長イ・ドンフが頼もしい愛されキャラになって嬉しい。
48話。ヨンミンジョンもといイ・ユリがこの世のものとは思われない悪魔の表情・思考・言動、凄すぎる、大女優。コメディパートは羆カップルから「コマダム」ファヨンに移行、ファヨンおもろ過ぎる。ここからやっと安心して見られそうだ。最終回まで何度も見返すと思う。
チャン・ボリと呼ばれるようになってからはすべて神回。
49話、more神回。それにしても、善い人たちまでもがこうまで嘘や隠し事をしまくる韓国ドラマに嵌ると、こっちの感覚が麻痺してきた。というか、韓国ってこんな人たちが標準なん? このドラマでジェファだけだ、まともなのは。あっ、アン・ネサンもギリギリまともかも。オクスさんやボリですら要らぬ隠し事をしてややこしくしてるし。そして、諸悪の根源は悪魔のヨンミンジョンをつくり上げたト・ヘオク(中の人は愛嬌あって好き)、こいつの乞い願いを聞いているとあまりの醜さに反吐が出そう。地面に頭を打ちつけてオクスに詫びながらも肝心のウンビをトラックで事故った真相は伏せたまま。そして気の毒なムン・ジサンを全面支持、イ・ユリもといヨンミンジョンを粉々にして吹き飛ばして消してしまえ!
終盤は名場面がいっぱい。キム・ヘオクもといキム・イナとイ・ユリもといヨンミンジョンの干し蓬の前での言い争いは見もの。
50話、ト・ヘオクますます最低! バレたら大袈裟に詫びる、バレなきゃ嘘で誤魔化しまくり。こんなヤツを20年も野放しにしてたボリもどうかしてる。そして、義父を騙したイ・ユリもといヨンミンジョンに「流産した子どもを利用するとは虫ケラ以下だ!」とコップの水をぶっかけたドンフ会長に拍手喝采。ビダンとムン・ジサンの電話とそのあとのプレゼントに涙。
51話、even more神回。ヨンミンジョンの実母ト・ヘオク、かわいそうなヒトだ。この期に及んで悪魔のヨンミンジョンを心配するとは。キム・イナの懺悔は名場面、キム・ヘオクさんの渾身の演技、感動、見ていて涙が止まらない。直後のイ・ユリもといヨンミンジョンの怪演で爆笑に変わった。
12月4日ついに52話、ヨンミンジョンやヘオクやイナのその後が上手く描かれていて好い最終回だった。ビダンが梨畑のムン・ジサンを訪ねた場面が好き。ムン・ジサンの恋人の幼稚園の先生にはびっくり。うさぎの絵をもらったビダンが心の中で「二十歳になったら(ジサンのことを)お父さんと呼んでいいでしょ」と語りつつ「アッパ〜、アッパ〜・・・」といつまでも呼びかけるシーンに涙が溢れた。
こんなに面白いドラマを楽しめた幸せに感謝。
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