whochanmisaki

秘密のwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

秘密(2013年製作のドラマ)
2.5
11月25日視聴開始、GyaOにて全16話。
まだ序盤だけど、うーん、ドフンが運転中にユジョンがイチャついて事故を惹起、ドフンはひき逃げ、ユジョンが身代わりに、と出発点で不倫理・不正義の連続なので些か萎えた。共感のしようが無い。ドフンは事実を警察に話しに行こうとしていたのに、ユジョンの頑なで独り善がりの浅はかな短慮のせいで、これから起きるであろう悲喜劇に何人もの人たちを巻き込むことになりそう。ドフンを守るために父親を悲しませるとは、ユジョンの色欲・性欲を優先する愚かさに怒りすら覚える。悪魔に魂を売ったドフンの悲惨な最期を見るために視聴は継続する。

などと最初はシリアス系かと思ってイライラしていたけど、おバカなマクチャンドラマとわかってからは「牡丹と薔薇」感覚で哄笑しながら楽しんでいる。

ミニョク役のチソンが実に魅力的、華やか。
ユジョンの、異常者を思わせる行動と近視眼的な愚鈍さにもイラつくが、中の人ファン・ジョンウムの瞼とあの笑い方(口元)が苦手、「彼女はキレイだった」のときも同じことを感じた。
シン・セヨン役のイ・ダヒは「君の声が聞こえる」で好きになった女優、今回はビリヤードのときの胸チラ半乳にびっくり。
会長の後妻の中の人チョ・ミリョンがエロい、と思ったら「危機一髪!プンニョンマンション」のときに惚れたホン・マダムの人か、道理で。「かくれんぼ」でイ・ユリの養母役(すぐ気を失ってたような)のときと対照的、女優ってすごい。
刑務所仲間のイ・ヘジン役のムン・ジインは「ドクターズ恋する気持ち」でパク・シネの親友スニのとき大好きになった女優、おでこも眼も性格も可愛い。

半分まで来た。ミニョクがますます好い、まさに立役者。ドフンは救いようのないクズ。ユジョンはバカ女。

11話でやっとファン・ジョンウムもといユジョンを応援したくなったのに、それもつかの間、頑固で浅はかなバカ女のまんまだったか。頭を使えよ、チソンもといミニョクを信頼しろよ。ああ、もどかしい。と思ったら、やっとミニョクを頼ったか。「過去は取り戻せなくても、償わせたいのです」、痺れた。やっと共感できたぞ。
セヨンもすっかりクソ女になってしまったし、クズ男ドフンがどんどん悪相になって窶れていくのが痛快。早く破滅が見たい。
それにしてもユジョンの頑なさと頭の悪さはどうにかならんのか。
脚本・編集が粗くて雑に感じるのは、わたしの見ているのがカット版なのだろうか。
14話まで来たというのに、この盛り上がりの低さはいかに。それぞれのキャラがブレまくっていて、断片的なシーンを並べている感。ぐいぐい引き込ませてくれよ。と苛ついていたら、やっとドフン父がドフンを諌め、刑務所仲間のイ・ジャヨンがドフンの頭からバケツの水を浴びせてくれて少しだけ溜飲が下がった。が、それ以上のカタルシスもなく、見どころが何なのかよくわからないまま、チソンのお蔭で最終16話まで見終えることができた。
復讐モノならばもっともっと強烈なものをいくつも見たので、全く物足りないし、実はラブシーンを楽しむドラマだったのだろうか。ならばわたしには無用だったのかも。
11月30日視聴完了。
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