今回の仮面ライダーは「家族」がテーマとなっており、主人公の家族関係と様々なキャラクター達の家族関係が対比されており、それが疑似家族だったり、死別していたり、仲が悪かったり、と様々な家族が出て来てはその特殊だったりする家族愛などが描かれていて良かった。
しかし、キャラクターの深掘りが微妙だったり話の広げ方が下手くそでシンプル過ぎたりするせいで傑作になり得るポテンシャルを全て摘んだ挙句、ありきたりな作品になってしまったと思う。
正直言って面白かったのは10話ほどまでで、そこからは新たな仮面ライダーやフォームを生み出すための強引すぎる設定や展開が足を引っ張っていたことから、玩具を出すノルマやらなんやらの商業的要因が今作をフツーの作品にしてしまったような印象も受けた。
演技のポテンシャルが高かった前田拳太郎くんや日向亘くんに濱尾ノリタカくんにはマジで売れてほしいと感じた、キャストは最高な勿体無い作品。
