くるぶし

ユミの細胞たちのくるぶしのレビュー・感想・評価

ユミの細胞たち(2021年製作のドラマ)
3.9
「実写とアニメの融合」といっても、実写の登場人物とアニメのキャラクターが同時に混じるのではなく、アニメパートは独立しているのでまったく違和感がなく楽しめました。
ユミの恋のはじまりから、ユミの身体のなかで起こる細胞たちは、どうしたら好かれるか、どんな相手なのか、この先どうしたらいいか、ユミと一緒に考え、戦ってくれる。

このドラマを見てから、体調が悪いときや気分がすぐれないときは、「細胞が休めといっている…」と思って罪悪感なしに休めるようになったのはすごーく大きい。
うまくいかないことはホルモンや細胞のせいにすることで、嫌な“もやもや”に正面から立ち向かわなくてよくなった。自分のまわりでも“癒される”という人が多いのはそういった解放感をえられるからではないでしょうか。
あと、夢見がちな王道パターンはなにもなくて、ガラス張りのホテルの部屋を予約しちゃったユミのパターンや、やっとユミの部屋に入ったのに「トイレ…」っていうウンのパターンとかほんとリアル! いたたまれない気持ちになった…。
とにかくシーズン2もたのしみ〜
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