カムパネルラRvOoWMG3

フランケンシュタイン・クロニクル シーズン1のカムパネルラRvOoWMG3のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』ではガルヴァーニの“動物電気”を参考に死せる細胞(Dead Tissue)を甦らせます。
しかし、実はこの物語にも元ネタがあるのです。

ドイツのダルムシュタットの南に実在する『フランケンシュタイン城』では17世紀、紺青(プルシアンブルー)の発明者としても知られる、宮廷錬金術師であり自然哲学者であるヨハン=コンラート・ディッペルが解剖実験や死体から魂を取り出す研究をしていたのでした。wikipedia によると彼は時に“von Frankenstein”と署名とのこと。

このドラマでは、ガルヴァーニの動物電気ではなくこのヨハン・ディッペルの錬金術的研究によって死体を甦らせるのでした。

『フランケンシュタイン・クロニクル』と言うドラマのタイトルはまさにフランケンシュタインの物語の系譜を押さえていると頷けるものです。

ドラマの冒頭で「ショーン・ビーンさんこそフランケンシュタインの怪物みたいなお顔だなぁ」と思ってたらあながち間違いでもなかった。
錬金術的手法で甦らせた割にはやはり外科的処置もしてるんですね。