このレビューはネタバレを含みます
人間は半端者なので、
たとえ相手が悪者だろうと1本筋を通っているやつにはめっぽう弱い。
そしてただの対決物に収束せず、あくまでも大事なのは主人公自身が人間の中にある暴力性(野蛮さ)と対峙することがメイン軸になっていくところが素晴らしい。
エスキモーの生活に触れて、力を振るうことと野卑であることの違いに気づいていくの説得力ある。
この展開が神話的であることはわかるけど、具体的な神話と照らし合わせられてるわけじゃないので、いい加減もう少し詳しくならないといけない。
最後の最後でインドでの出来事が効いてくるの凄すぎる。