なち

白虎隊のなちのレビュー・感想・評価

白虎隊(1986年製作のドラマ)
5.0
観たのは1986年リアタイ。そして、数年前にブログに書いたものをそのまま引用してます。

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すんごーい昔の話になりますが…

私、歴史物結構好きなんです。
子供の時から親と一緒に時代劇をたくさん見ていた影響もあるかもだけど、戦国時代のドラマをはじめ、今でも時代劇は割と見てます。

その中でもね、群を抜いて大好きな時代劇があって…。

かつて(といっても30年以上前…年月の過ぎ去ることの早いこと)日テレが大晦日の紅白歌合戦に対抗して制作した年末時代劇シリーズ。ご存知の方もいるかしら…

初年度の『忠臣蔵』。まだ中学生くらいだった私は初めて『忠臣蔵』という話を知ったのだけど、今でも『忠臣蔵』と言えばこのドラマしか浮かばないってくらい感動したものです。

そして、それよりも、どの時代劇よりも大好きなのが…

『白虎隊』です

当時も録画したビデオを何回も何回も見たのを覚えてます。これで幕末にも興味が出たし、そして、『勝てば官軍、負ければ賊軍』という言葉を知ったのもこれ。明治維新の立役者の薩長が悪者にしか見えなくなったのもこれを見たから。

ビデオはすでにみれなくなっていたのだけど、たま~にふと見たくなるときもあったりして…。それでDVDが出てないか探してみたらあったんですね~。

忠臣蔵とセットで即買いしちゃいました。

アマゾンのレビューもすっごい高評価ばかりで、しかも思い入れが強い人が多いの(しかもしかも当時私と同じように子供で感動した人たちの多いこと!)レビュー読んでるだけで場面を思い出して泣きそうになってしまうほどでした。

DVDきて、それこそ25年ぶりくらいに見たときはもうね号泣。どれもこれも印象的な場面すぎて、書き出せないくらい。

ひとつだけ、子供の時みた時と印象が変わったのが…

白虎隊の兵士の1人に家庭が貧しい子がいて(俳優さんはスクールウォーズのイソップ)、いざ戦いに行く時の軍服をみんなと同じものがそろえられなかったの。それでもお母さんがなんとか生地を集めて作って届けてくれたのね。でも15歳くらいのその子は『そんなの恥ずかしくて着れないよ!』と文句を言ってしまうの。そしたら母が『あなたには母がどんな想いでこれを作ったのかわからないのですか!これを着れば草むらでも目だたないから敵に見つからないと…そんな母の気持ちが!!』と。そこで母の想いに気づいて、しっかり受け取るんです…。この文章書いてるだけで場面思い出して泣きそうになるという…。

かつては息子の気持ちの方に傾いてた私。今は当たり前ながら母の気持ちが痛いほどわかってかつてより切なく感じます。

そしてね、ドラマの主題歌『愛しき日々』が、これまたこれ以上ないくらいこのドラマにマッチしてるんですよ~。曲と共に涙が…。

これを息子たちと一緒に観たくて誘うんだけど、全く興味を示してくれず…。

今はこれほどの時代劇ドラマをなかなか作っていただけないのがとっても残念です。キャストも本当に豪華で…。

あ~あ、同じのでもいいからまたテレビでやってくれないかな。そしたら息子たちも観るかもしれないのに~。


おまけで…

アマゾンのレビューで印象的だったものの一部を拝借…

私もこのシーンも好きです。


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もう2度と見ることができないかと思っていた「白虎隊」をDVDで見ることができるとは、こんなにうれしいことはありません。これがテレビで放送されたとき私は中学生。ビデオ録画し、何十回も繰り返し見たものです。
 官軍だったはずの会津藩がいつのまにか賊軍と呼ばれるようになっていく様子が、数々の人間ドラマとともに感動的に描かれています。
 特に印象的なのが国広富之演じる神保修理の最期。「誰をも恨むな!」と言い残して自害する修理、後を追おうとする修理の妻・雪子(池上季美子)、それを止める雪子の父・井上丘隅(森繁久彌)、塀の外には「許せ・・」の言葉とともに嗚咽する修理の父親・神保内蔵助(丹波哲郎)の姿、そしてバックには堀内孝雄の「愛しき日々」が流れるなど、これでもかというくらい心に訴えかけてきます。まさに感動の名場面といえるでしょう。



もしご興味あったらぜひこの年末時代劇シリーズ観てみてくださいね。どれもお薦めです。
 
なち

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