グッド・ドクター 名医の条件 シーズン4のドラマ情報・感想・評価・動画配信

聖ボナベントゥラ病院で初めての新型コロナウイルス感染症患者ミルドレッドは、インフルエンザの診断後、短期間で悪化し亡くなってしまう。腹痛で来院したウォルターは、自分では憩室炎再発と思っていたが、ＣＴを撮ると感染していることが判明。モーガンたちは既に濃厚接触していて…。ショーンとリアは付き合い始めて数週間。医師として感染症と闘うショーンは、リアを感染リスクから守るために接触を避ける。

ウォルターと濃厚接触していたモーガンとペトリンガは新型コロナウイルスに感染していた。軽症だったモーガンは職場に復帰するが、重症化したペトリンガは入院、人工呼吸器につながれることに。ショーンは、血栓症で右足首から先を切断したマーティンの妻リリーに心無い言葉を投げ掛け、アンドリューに叱られる。そんなときグラスマンから、世の中がこんなときは自分にも周囲にも優しくあれと言われ、その教えを守ろうとする。

リムはショーンたちに、レジデント候補者たちを評価し、正直に感想を言うよう求める。個性ある候補者６人のうち、採用されるのは４人。６人は二手に分かれて、心臓に腫瘍が見つかった患者と乳房に変形のある１７歳の患者の手術に付いて回ることに。心臓腫瘍の手術が難航する中、アッシャーは自発的に動き、オペ室での見学を許される。一方、ジョーダンは乳房再建手術を受ける少女に決意を揺るがすような発言をしてしまい…。

二卵性双生児を妊娠中のケンジーは、胎児の一方の血液がＲｈプラスだと分かる。ケンジー自身はＲｈマイナスのため、母体の抗体がその子を脅威とみなして攻撃し、妊娠継続が危うくなる。双子を２人とも救える確率が低い中、ケンジーはある選択をし……。一方、新人たちを指導することになったショーンは、主張が強く口数が多いジョーダンと、注目を嫌い発言の少ないオリヴィアという対照的な２人に頭を悩ませる。

アッシャーは初めて患者を担当することに。患者はバレエの指導中に背中に痛みが走った年配ダンサーのカール。アッシャーは彼を診察し、レントゲンの所見から椎骨の圧迫骨折だと判断する。指導役のショーンは、リムから「新人を信頼して任せろ」と言われていたため、アッシャーから求められた再チェックに応じず骨折の診断に同意する。しかし突然カールの動脈瘤が破裂し、緊急オペが行なわれることになり…。

リムはコロナ禍で大勢の患者を失ったことがストレスになり、眠れぬ夜を過ごしている。そんな中、自動車事故で入院中の帰還兵ベンが、アフガニスタン駐留のフラッシュバックで病院と戦地を勘違いし騒ぎを起こす。何年もＰＴＳＤの治療を受けていたものの効果がないベンの精神的苦痛を見かねたクレアは、脳の働き方に問題があると考え、扁桃体をレーザーで焼灼する手術を提案。しかし、リムは精神科医に任せるよう反対し…。

足の凍傷でＥＲに来たワイアットは、寿命を延ばすための冷却療法を長くやり過ぎたらしい。その緊急オペで石灰化病変が見つかる。原因は老化を止めて１０００年の寿命を目指そうと、ワイアットが自らに行なったゲノム編集だった。一方、血腫の排出に来院したハンナは甲状腺がんだと分かる。さらに、がんを多発する遺伝性疾患リ・フラウメニ症候群だったことが判明。彼女をいつ失うか不安な夫は投資の仕事に逃げていたが…。

父親でもあるコーチとＥＲを訪れた１４歳の体操選手ダリヤ。ＣＴ検査で重度の骨粗しょう症と胸椎の圧迫骨折が判明するが手術をすると選手生命を断念しなければならなくなるため、ダリヤは手術をしない選択をする。一方リアは、気難しい両親が突然訪ねてくると連絡してきたため大パニック。なぜか落ち着いているショーンだったが、心配するリアのために、グラスマンとモーガンの協力を得て食事会の予行演習をするが…。

トランスジェンダーで今は男性のリオは、婚約者のイーライと挙式の準備を進めているが、２週間で下垂体腫瘍が大きくなる。超音波で調べると妊娠６週目だった。テストステロンを補充し忘れた時期があり、妊娠してしまったらしい。中絶しようとしたリオだったが、一転産む決意をする。ショーンは放射線科に新しく来たレジデントのデスーザと波長が合い、周りに冷やかされるうちに彼女とキスする夢を見てしまい…。

聖ボナベントゥラ病院のコンピューターがハッキングされてデータにアクセスできなくなる。犯人から２００万ドルの要求があったためサイバー保険会社が交渉に乗り出すが、リアはグラスマンから２４時間の猶予をもらって問題解決に奮闘する。一方、ダウン症で肝臓移植が必要なジェイミーを助けようと必死になるモーガン。独り暮らしで世話ができる家族もいないことで移植の順番が低いジェイミーのため、ドナー探しに奔走するが…。

脳動脈瘤破裂で１０年間昏睡状態だったダニー。夫イライアスの見守る中、生命維持装置が外されるが、直後に親指が動く。検査の結果、ドーパミンの数値が上がっており、傍神経節腫が見つかる。イライアスの希望で腫瘍摘出を行なうと、オペ中にダニーが覚醒する。グラスマンは、脊椎が固まって一つの塊になってしまった強直性脊椎炎のジェフを担当する。９人の外科医に不可能と断られたジェフのため、無謀な手術に挑戦するが…。

名高い外科医チェンバースが右手の震えを訴えて入院する。ショーンは、チェンバースがこだわりをもって完璧な反復作業で縫合を行なってきた故の局所性ジストニアの症状だと気付く。そのこだわりの強さは自閉症特有のものだったが、自閉症だと指摘されたチェンバースは激怒する。一方、妊娠が分かったリアとショーンだったが、張り切るショーンに対し、不安を抱えて迷うリアは、じっくり考えて決断することを提案する。

クレアが幼いころに家を出て行った父親マイルス・ブラウンが現われる。末期がんと診断されたマイルスは、クレアに許しを請いに来たのだ。父の病状を知っても許す気になれないクレアだが、リムに説得されてマイルスの手術を行なう。一方、ダンス競技中に転倒、腹部を強打したボールルームダンサーのマヤは、パートナーのレオが心配性だから連れてこられたと話すが、後腹膜出血で緊急手術をすることになり…。

右胸を打撲して血腫ができた総合格闘技のスター、ブラッドリー・バルガス。大ファンのアッシャーは興奮するが、局所麻酔の注射をしようとするとバルガスは突然「ここではまずい」と焦りだす。一方、海軍の女性戦闘機パイロットのジーンは人工股関節置換の手術を受ける。手術は無事に終わるが、ショーンたちはオペ中の急激な血圧低下の理由を探る。心臓や脳に異常は見つからないが、ジーンは病室でもけいれん発作を起こし…。

州法案に関する平和的なデモの現場で発砲があり、撃たれた少年２人が聖ボナベントゥラ病院に搬送される。８歳のイーサンは頭部に被弾、９歳のメイソンは胸部と腹部に被弾して、ともに手術を行なうことに。待合室で待つ２人の母親はどちらもシングルマザーだった。同じ立場の者同士、慰め合うかに見えたが、法案に対する意見が異なると分かるとたちまち険悪になる。しかし手術中、メイソンに輸血が必要な状況になり…。

ダンスフロアで意識を失い搬送された８７歳のマキシン。蘇生拒否の意思表示をしているため、アレックスは心停止を見守り死亡宣告をしようとするが、マキシンは息を吹き返す。心臓に埋め込まれていたポンプが作動したのだ。さっさと死ぬことを望むマキシンの希望でポンプの摘出手術が行なわれる。一方、腹痛で倒れたリアを心配したショーンは、産婦人科では心配ないと判断されたが、クレアとジョーダンに検査を依頼して…。

クレアが支持しているマリアン・クラーク上院議員が顔面けいれんで入院する。政治家として世間に弱みを見せたくないマリアンは、メディアに対し大した入院ではないことを演出し、テニスによる膝の負傷を装う。一方、悲しみから立ち直れていないショーンは、アンドリュースの恩師である名医ナカノのバイパス手術ミスを疑って現場から追い出されてしまう。心配したグラスマンは、家に帰ってリアと悲しみに向き合うよう諭すが…。

動静脈奇形のエイヴァは１２歳。リムは７年前に手術することを勧めていたが、両親が踏み切れずここまで来てしまい、症状が進行していた。手術は困難を極め、方針転換が必要になると両親はリムを責める。一方モーガンは、自宅でキノコを栽培してサイロシビンを抽出し、うつ病の治療に使っているベニーを検査する。そんな中、ショーンは、自分とリアに必要な気晴らしのため、キャンプに行く計画を立て…。

聖ボナベントゥラ病院の外科チームがグアテマラで手術を行なうために派遣される。メンバーは、リム、アンドリュース、アレックス、モーガン、ショーン、クレアでリアも同行する。派遣先の田舎町では、マテオ・レンドン医師がボランティア組織を率いており、４０件に絞られた候補者の中から１０日間の滞在中に手術できる１２件を選ぶことに。マテオは、患者の個人的な状況に肩入れせず医療データのみで選別するよう指示するが…。

グアテマラでの手術初日。３件のオペが始まるが、途中で停電が発生。吸引装置や電気メスが使えないままオペを続行することになる。翌日、アンドリュースはチタンのミニプレートを求めて、看護師アナの勧めで調達に向かう。人手不足の中、モーガンも執刀を試みるが手の痛みに襲われ、アレックスが引き継ぐことに。一方、クレアはエドナの手術を始めるが、胆石だけでなく腫瘍も見つかり、難しいオペに挑むことになり…。