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BONES ―骨は語る― シーズン11のtmcてむしーのレビュー・感想・評価

3.5
は〜〜本当にBONESシリーズ大好きです。
高校生の時からずーっと、何周も見ている、本当に好きな作品です。

BONESの良いところは敬虔なクリスチャンでありながら、仕事で人を殺してきたブースと
超現実主義者で完璧主義の天才ブレナンが、周りとの関わりを通して成長・変化していくってところなんですよ。
事件も2人の関係を良好にしたり、時には大きな壁になったりと、たくさんの試練を与える要因になっているわけです。

多くの海外ドラマにありがちな構成ですが、大抵の場合は1話完結
しかしシーズンごとに大きな陰謀や殺人犯の姿が見え始め、シーズンの終わりにはそれらを解決していくという作りになっています。

今作の大きな謎は、マリオネット殺人を繰り返す通称「パピート」(小さなパペットという意味)です。
ブレナンを標的にしているような儀式的な犯行で、ブレナンは精神的に追い詰められ、悪夢を見るようになるというストーリー。

しかし、毎回のことながらブレナンはめちゃくちゃ狙われますね!(笑)
しかもちょっと猟奇的な人とかずれてる人ばっかり狙ってくる。(笑)
ちなみにブースは今シーズンの最初の方で容疑者になったり失踪したりといろいろやりますが、まあ当たり前にちゃんと戻ってきて良いパパをしてくれています!好き!
この謎はシーズンをまたぐため、最終シーズンに持ち越されますが
18話「アメリカの横顔」の時点で彼が出てくるのは予想できた展開でした…
個人的にも彼の事件は印象深い(しかもめちゃくちゃ泣ける)ので、彼がBONESに戻って来てくれたのは嬉しいです。
事件当時と比べるとすっごい老けてたけどね…w(前に出てきた時もやたら老けてた)

そして、ジャックとアンジェラの関係が…
ジャックっていつもみんなを励ましてくれて、前向きで明るい男でしたよね。
でもBONESの初期(アンジェラと仲良くなる前)はそれはもう嫌味な男だったので
彼が絶望して挫折してしまった時に昔の彼に戻ってしまうのでは…と心配でした。
(そして心配した通りの展開に…(T ^ T))
アンジェラが他の男とくっつくなんて嫌だ!マイケルの目が見えないかもって時に「絵が教えられないなら、彫刻をやればいい」って言ったあのホッジンズに戻って欲しい!!!と勝手に切望して、事件そっちのけでジャックの動向に注視してました。(笑)
アンジェラとホッジンズはお互いを尊重しあって多くのことを乗り越えてきたから、こんなところで終わっちゃうなんて思いたくなかったんです…
でもアンジェラが必死でホッジンズを失いたくない!と言ったところは感動したなあ。
そして、ジャックに降りてきた「第一歩」も、本当に良かった。