リッジスカイウォーカー

和田家の男たちのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

和田家の男たち(2021年製作のドラマ)
4.0
今クールのドラマでは「最愛」の次に良いと思ってる本作。

相葉くん主演ということで一抹の不安はありましたが、キャラがらしさ全開でとてもハマってて良かった!

毎回ご飯を作るのだけど、それだけ作るのにはめちゃくちゃ時間かかるだろ!?と毎回ツッコミを入れちゃうほどの豪勢さ。
いつから作ってるのよ…
それか相葉くんは時間を超越するスキルを持っていますね、きっと。

朝急にカツが食いたいと言われ、ぶっとい肉をどこからか出して料理してるしw
あるのかよwって!

毎回いろいろツッコんでましたw

しかしあんなご飯毎日食べたい〜。
料理が心底好きじゃないとできないね。

同局の料理番組「相葉マナブ」をやっていたからこその起用か?

ここぞとばかりに料理の腕を披露しています。

また頼りない雰囲気からの、実は芯に熱いものを持っていて、めちゃくちゃ正直っていうのも良かったです。
最後の方では良い恋人に巡り会えたのも、お父さん目線で良かったなぁ😇ってほくそ笑みながらほのぼの観れました。


さて、そんなほのぼのさが本作のアクセントにはなっているのですが、本筋のストーリーはまぁ結構なサスペンスミステリーとなっていて、相葉くんのお母さんの死の真相に話を重ねるごとに近づいていく過程が面白い。

その近づき方の描き方が良くて、相葉くんがコロナによる失業で流れでネットのコタツ記事を書く傍ら、偶然いろんなニュースの現場に居合わせちゃうんですw

相葉くんのお父さんはテレビの報道番組のプロデューサーで、たまたま見た息子の記事からテレビのニュースで報道して、それがバズって息子の記事が有名になって、息子自身もマスコミ界にジワジワ注目されていく。

相葉くんのおじいちゃんは元新聞社の社長で、論説を書くほどの幅広い知識、ボキャブラリーとその人懐っこい性格で、内気の相葉くんを後押ししていくのも良かった。

新聞、テレビ、ネットニュースというそれぞれの役割。
情報を伝えることの大切さや倫理。
2020年代だからこその家族のつながりを男だけの家族という環境を通して描かれています。

日本語の台詞回しが面白いドラマっていうのは、当然日本しか見れないわけで、そういうのに巡り会いたくて日本のドラマを観ているところがある。

本作は会話のテンポやセリフとして選ばれた言葉の一つ一つが面白く、あっという間に観れる痛快さを持っています。


はたして真相に辿り着くことができるのか!?
そんな期待感を持って観た最終話は爽やかな気持ちになれる結びとなっていました。

家族という形がコロナによって今見直されているのではないかなと思いますが、こんな風にそれぞれを讃えあって、尊重し合って歩み寄れる家族はとても素敵だなぁと思えるラスト。

これで終わりじゃなく、その先も観たいと思わせてくれた。

秀作ですよ、コレは。

毎週楽しく見させていただきました😄