良いところもあるし、悪いところもある！
そんな実写化に落ち着いたなぁと言う印象。
全体的にあっさりしてて「ワンピース入門編」って感じでしたね。
まずはキャストについてだけど、これについては文句なし。
ルフィがメキシコ系とか、ウソップがブラジル系とかはSBS(原作の読者向け質問コーナー)でも語られていたことだし、海賊って作品のテーマ上多国籍なのは世界観にもあっててすごく良いと思う。
ただ、マキノさんとかノジコとかシャムとかはぶっちゃけ例の"アレ"を意識したキャスティングなんじゃないかな…と思わざるを得ないミスマッチ。
百歩譲ってノジコは黒人でもいいけど、ああ言うゴツい系のビジュアルなのはやっぱ違和感あるよな…
ちなみにシャムを女性化したのは案外ハマってた。
クリーク戦が削られてたり、ジャンゴが出てこなかったり、話数の限られた実写化にあたって話を単純化してるのも個人的には好印象。
サンジが仲間に加わった際のオーナーゼフとのやりとりも、実写ならアレくらいの温度感で大正解。
ただ、前述の通りそのせいで良くも悪くもあっさりしてしまっているのも否めなくて、サンジの過去編なんかに関してはGBで撮影した感アリアリのビジュアルも相まって結構残念に感じた。
全体的に「実写化」としてはうまくいってるけど、「映像化」に関してはうまくいってない感じで、魚人族がB級映画みたいなショボい特殊メイクだったり、悪魔の実の能力のCGがNetflixとは思えないくらい低予算感だったのが残念。
ルフィが戦ってるところのカメラワークが結構無理して繋いでる感があったり、やたらフィックス(三脚に乗せたカメラで撮影した状態のカット)が多かったのも映像がしょぼく感じてしまってうーん…。
この辺は尾田先生が再撮影を打診した影響が出ちゃってるのかなーと思った。
ただ、なんとなく愛嬌が湧く作品であることは間違いないので、できれば続編も作ってくれたら嬉しいな。
